夏である(遅い)。夏といえば花火というのは1億2,500万人の総意に相違ない。わたしとしてもそこに異論は無いというか積極的に支持する。夏は花火をしたいし見たい。 2年半前にイーストトーキョーに転居してきた。ブログの読者さまなら知っていると思うがホ…
今年の夏休みは8月10日に始まった(無職)。そして今日8月16日。毎日出かけたのですでに体力の限界を迎えている。もう若くない(不惑)上に普段が買い物以外家から出ない生活を送っているので、激烈な運動量の急増に身体がついていかない。 いくつかの外出に…
六本木。それははるか遠く、意識の外にある場所。というのも普段上野にしかいない無職からしたら敷居が高い。上野のようにこきたない格好で行くわけにもいかない(行ったが)。とにかく遠い。物理的にもそんなに近くない(50分近くかかる)ため、普段まった…
蛮族の地台東区に起居して2年半。せっかく近所になった江戸東京博物館は延々と改修工事を行なっている。2025年の再開を目指しているらしいが、気の遠くなるほど、来年なんて誰にでもある保証もないほどなのだ。ということで両国には行く機会がこれまでなかっ…
夏休み(無職)。しかしどこか遠くへ行こうにも我が家には年老いた長い長い犬がいるので旅に出ることができない。困った時は上野。とにかく上野。よし、上野。 ということで、ほぼ自動思考で国立科学博物館へ赴いた。 国立科学博物館 特別展「昆虫MANIAC」(…
文豪クリームソーダ 文豪が好きだ。というと節操がないが、太宰治好きだな……とかは許される。え、ミーハー?え、自意識過剰?え、案外個性がない?ひどいわよ。太宰治はみんな好きでしょうよ。 世の中に文豪クリームソーダなるものがあることをXでヒョロヒョ…
今年もノート・手帳は紆余曲折を経てきた。トラベラーズノートに手を出して地味に挫折したり、ほぼ日weeks買って無用の長物と化させたり、「デジタルに寄せるのがいいんじゃね?」と言って行動記録(エセCBT)以外は紙を放棄したりといろいろあった。 ここに…
真夏日という言葉ももう白々しい。しかも真夏のピークはこれからなんだろう?と天気予報士を問い詰めたところでなんの意味も無い。仕方ないのだ。と言いつつ来週は少し暑さが和らぐらしいという噂も耳にした。一度38℃を経験すると34℃も涼しい。同様に34℃に慣…
酷暑である。いやまだ猛暑なのだ。これほど暑く、死の危険があり、活動が制限される気温でいてなお、まだ上がある。まだ七月である。なんたること! そんな猛暑だが、久々に横浜へ足を伸ばした。2年半前に都内に転居してから横浜に来たのはおそらく初。まあ…
久々。 さて、飽きっぽさがわたしの大きな欠点の一つだ。ガラケー時代は1年ごとに番号ごと電話を変えていたし、学生時代はバイトは大体1年で変えてたし、本当は住むところも5年くらいで変えたい。 そんなわたしが16年前に買っていまだに使い続けている持ち物…
最高だった……。 高校教師の作者による短歌連作とエッセイを収録した作品。青春の迷い人だった時代から始まり、高校教師となり奮闘する。これでいいのかとずっと自問自答しながら。 元小説家志望ということも関係があるのかは分からないけれど、物語を読んで…
穂村弘がいろんな短歌を紹介して読み解いてくれる本。「ガチャポン」というのは、何が出てくるかわからないワクワク感を表しているらしい。あまり誰の歌集を読もうかというのすらもわからない初心者にも優しい。とくに1900年代前半の短歌とか、どこから手を…
夏である。この週末は梅雨が少しやる気を出しているが、それでもやはり夏である。今日は最高気温が26℃しかないが、それでもなお夏である。夏である。反論は認めない。 一般的に人は夏に活動的になる。まず身軽であることがその大きな要因であるように思うが…
第二歌集。 元彼なのか、思いを明かさずにいた男友達なのか、何人かの男の子が出てきたように読んだのだけれど、あれは全部は同一人物じゃないと読んでいて(時系列で書いてあればだけど)、恋とかをしたことが遠い昔すぎて、そういう気持ちになったっけかと…
衝撃だった…… 短歌は基本的に書き手の一人称と思われることが多い。かつて新人賞で父の死をテーマにした連作があって、本当は父が生きていて死んだのは祖父だったっていう事実を、ベテランに激怒されたみたいなものも読んでいた。だから自分も、作者の一人称…
赤羽といえばUR、URといえば赤羽、とまでは言わないが、赤羽駅からかつて見えていたスターハウスは当時赤羽のシンボル的な存在だったという。 スターハウスとは3つの住戸をYの字に配置し、すべての部屋が三面採光になるように設計された団地の形態の一つだ。…
短歌の作り方をそもそも学ぼうという試み。過去にも読んだことのある入門書などを、今また読んでみようというのだ。 読んでみると忘れていることばかりで、なるほどなと思いながら読み進めた。でもわたしの短歌、もう全然ダメじゃん、とかなしくもなった。全…
一番最近の穂村弘の歌集。章ごとに時間軸が異なる。現在、子供時代、子供時代(冬)、子供時代(夏)思春期へのカウントダウン、昭和の終焉から21世紀へ、21世紀初頭のパラサイトシングル像、母の死、その後、その後、再び現在。 スカした感じがなくなったと…
塔短歌会主宰らしい。塔には入るか検討した。まあそれはいいや。ちょっと若い人or若い頃の短歌から離れた歌集も読もうかと思って手にした一冊。 お母さんの面倒を見て、看取るところが、自分の父ちゃんを看取ったときのことを思い出して泣きそうになった。 …
笹井宏之の第一歌集。重度の身体表現性障害の笹井宏之にとって、短歌とは希望だったのだろうなと思う。周りにあるあらゆるものが、それが美しいものであれ楽しいものであれ、すべて自分の身体に跳ね返ってきてしまう。何もかもが生きることの重しになる。絶…
この歌集は全然思っていたのと違っていた。想像の真逆で、重く、苦しい短歌が多かった。タイトルからしてサラリとしているのかと思ったのだけれど、いやでもこれタイトルも重いな、内容知ってから読むと。ザ・ノンフィクション見てるみたいだった。 ++++…
真夏日が続く。梅雨が明けたんじゃないかという天気が続き、必然的に気温も上がっている。まだ七月第一週だというのに最高気温が30℃を下回る日がない。子どもの頃は、八月でも30℃に届かない日もあったし、熱帯夜は「熱帯夜」という名前が与えられるほど特別…
以前こんな記事を書いた。 nagainagaiinu.hatenablog.jp わたしの趣味の一つとして短歌を挙げたいのだが(願望形なのは下手すぎるから趣味と言っていいのか悩ましい)、自分が作る以外にも当然人の作った短歌を読むのも好きなのだ。そして、現存する歌人でも…
午後から雨が降る予報だった。しかし家でダラダラするような気分でもなかった。ということで自転車圏内で午前中だけふらふらしようと、スカイツリーへ夏のセールを見に行った。にもかかわらず特に何も欲しいものがない。 ってことで、また自転車で少し行って…
マンションの組合の集まりがあった。土曜日のことだ。人が集合して住っているので、いろいろと集まって話し合わなければならないことがあるのだ。とかく人の世というのは生きにくい。 そんなわけで午前中から出掛けられなかったため、あまり遠くに出掛けても…
この週報書いたり書かなかったりなのだが、今週というか先週分からちゃんと書くのを習慣化したいと思う(決意) 今週(先週)はほぼ短歌に関わる本を読んでいたようだ。 シンジケート / 穂村弘 歌人の穂村弘の第一歌集。1980年代を思い起こす、おしゃれで都…
各界に好きな人が多い雪舟えまの「たんぽるぽる」をついに読んだ。言葉の感じが好きだと思った(語彙力)。何が好きなんだろう、あんまりまだ言語化できていない。やわらかい言葉遣いの中にときどきドキっとするような鋭さがあったりして。女性っぽさが苦手…
穂村弘の自選短歌集。穂村弘は他の著作で読んだ限りだと、本人曰く、かっこつけて短歌を作っているところがあるらしい。確かにかっこつけてるのかなと思うものもある。ただでもただただ巧いなと思う。わたしなんかがそんなこと言っても説得力も何も無いが、…
歌人の穂村弘が、作家やらモデルやらと対談し、主に短歌について語りまくる本。対談相手は、北村薫(作家)、酒井順子(エッセイスト)、三浦しをん(作家)、清家雪子(漫画家)、高橋英里(小説家)、知花くらら(モデル・女優)、金原瑞人(翻訳家)、文…
2024年も上半期が終わる。長いようで短い、早いようでゆっくり、いろいろと形容のしようはあるが、とにかく上半期が終わる。 そこで、今年の1月から6月までに読んだ小説(50冊)の中で、文句なしにおすすめしたい小説をまとめておきたい。尚、これはあくまで…