推し活ブームまでの遷延と、推し活を、マズローとコフートが提唱した概念から説明する本。
「推し活」といっても、キャラや芸能人ではなく、上司、同僚、部下、友だちといった身近な人と推して推されてを繰り返して健全に所属欲求、承認欲求、ナルシシズムを満たしましょうというお話。
友だちをすぐに切ったり、少し意に反することがあったからといって趣味のグッズを全部捨てたりするのは適切にナルシシズムを満たしていない人って感じのこと(大意)が書いてあって、そのとおりだと思った。
あとがきに「病気の人がこの本に書いてあることを実践してもうまくいかないと思う」というようなことが書いてあって、「だよねー」となった。そもそもうまく推せないし、推してても別に心が軽くなるわけでもないし。
つか、データで読みたかった。けどこういう概念的な説明を、お話ですよねってなっちゃうのは、悪い癖だ。マズローやコフートの説は普通に好き。