「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。 各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。 コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。 今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作
(amazonより)
幼児の頃から我が道を行く子成瀬はそのまま大きくなり中学になっても高校になっても我が道を行く。突然何かを思いつき、宣言をして、行動する。
普通に面白かった。一つ一つの話は特別すごい出来事ではないのだけれど、とにかく我が道をいく成瀬にめちゃくちゃ憧れる。そして島崎がそんな成瀬を「ほら吹き」と呼んで面白がって一緒にいるのが楽しい。普通の女子とはだいぶ離れた性格の成瀬をますます好きなる子がでてきて、その子変わってるなあと思うけどでも分かる。各話がちょっと繋がるのもよい。
これは成瀬にちょっとでも憧れるかどうかで好きかどうかが分かれる作品な気がする。デビュー作なので今後にも期待。続編はいつか読みましょう。