猫になりたい無職の休日

遅刻でもいいから行こうかな

MENU

URまちとくらしのミュージアムのツアー見学に参加してきた

赤羽といえばUR、URといえば赤羽、とまでは言わないが、赤羽駅からかつて見えていたスターハウスは当時赤羽のシンボル的な存在だったという。

スターハウスとは3つの住戸をYの字に配置し、すべての部屋が三面採光になるように設計された団地の形態の一つだ。これは胸が熱い。
多分非効率なのでこれが主流になることはなかったが、現在もタワマンにその潮流が引き継がれていたりする。

芝浦アイランドケープタワーなどがその系譜だ。形が印象的で、かつてのスターハウスがそうであったように、街の在り様に変化をもたらし、シンボル的な存在として際立つ。

Google Map より

そういうわけで赤羽である。炎天下ではない、太陽は出ていなかったから。ぶわっとする熱帯的暑さの中えっちらおっちら少し階段や坂を登って、「URまちとくらしのミュージアム」に行ってきた。

「URまちとくらしのミュージアム」は2023年9月にオープンしたミュージアムで、スターハウス、板状住宅が保存されている他、さまざまな復元住戸を通じてくらしの過去現在未来を見据えようという施設である。見学は事前予約制のツアーのみで無料。予約は、土曜日だと2ヶ月前に頑張ってとるしかとれない、人気の社会科見学だ。

https://akabanemuseum.ur-net.go.jp/information/ より

 

ツアーは各フロアでガイドさんの説明を聞き、復元住戸を自由に見学するという形式。その際疑問があれば、質問すれば答えてくれる。

同潤会アパート、蓮根団地、晴海高層アパート、多摩平団地テラスハウスの復元した部屋を見学することができる。

ベッド付きの単身用住戸。

テーブル付きの世帯用住戸。ここでは、食寝分離という新しいライフスタイルを提案するために、ダイニングキッチンにテーブルを備え付けて貸し出されたらしい。

これは本物のキッチンをそのまま移設したらしい。結構広いし吊り戸棚もあって使いやすそう。

ツアーの最中は、畳の仕様とかサッシの仕様とかベランダの意味とか廊下の手すりの異議とか欄間を透けさせている意図とか、さまざまなことを事細かに説明してくれて、本当に興味深く見学をすることができた。

忠実に復元されているので、今と違ったさまざまな仕様に感心したりする。暮らしやすくするためにいろいろな仕掛けがしてあったりする。

そういえば、こんなものも。

牛乳配達用の穴完備。

また、高層アパートでは、エレベーターが3階、6階、9階にしかないなどという仕様のため、こんな図が掲示されている。

ここのミュージアムでは、エレベーターのつく廊下階の住戸と階段と廊下無し階の10個が両方復元してあり、その違いを見るのも楽しかった。

じゃあさあ余談、いつものいくよ。

と、照明好きにとっては照明かなりよかった。やはりレトロ照明は可愛くてよい。これが移設したものなのか、それっぽいものを配置したものなのかは知らない。聞けばよかったかもしれないけど、聞いたら「?」と思われる気がして聞けなかった。

最後のフロアでは、さまざまななんというの装飾や付属品、などが飾られていて、自由に眺めることができる。

ドアポストとか。

インタフォンとか。

なんかいろいろ。

 

ということで、団地や昭和レトロ好きにはたまらん場所だった。ガイドさんのおかげで、いろんな住宅に対する思想の変遷とか技術の進化とかを理解することができてとてもよかった。いやーよかった。

オススメです。しかも無料(無職並感)。

 

akabanemuseum.ur-net.go.jp