都会で手っ取り早く涼をとる。文豪クリームソーダと末広町(秋葉原)でいちごのかき氷を食べた話

文豪クリームソーダ

文豪が好きだ。というと節操がないが、太宰治好きだな……とかは許される。え、ミーハー?え、自意識過剰?え、案外個性がない?ひどいわよ。太宰治はみんな好きでしょうよ。

世の中に文豪クリームソーダなるものがあることをXでヒョロヒョロのポストで見かけて「これは飲まねばならない」と心に誓っていた。

そんな折、昨日東京駅方面に出かけることになったので、丸善丸の内のカフェにて文豪クリームソーダをいただいてきた。

11時頃に来店したのだが、すでに待ち組数が10組以上おり、1時間半以内にはKITTEにおりたかったわたしたちは迷った末に少しだけ待ってみることに。すると結構お客さんの流れがよく、20分くらいで入店することができた。

さて、文豪クリームソーダとは何か。文豪の代表作をモチーフにしたクリームソーダで、昨年大好評を博し今年も企画されたものらしい。
ちなみに、モチーフになったのは、江戸川乱歩人間椅子」、中原中也「山羊の歌」、与謝野晶子「みだれ髪」、中島敦山月記」、芥川龍之介杜子春」、それに2023年にもサーブされた、太宰治「女生徒」、梶井基次郎檸檬」の七作品。これを、3期に分け各期3作分提供される。

 

ってことで、ジャーン。

これは中原中也の「山羊の歌」をモチーフにしたクリームソーダ。青くて不透明で、とても涼しげだ。って、いや冒頭で太宰が好きって言ってたんじゃないんかい、というツッコミが聞こえる。

安心してください、頼んでますから、太宰治の「女生徒」。こちらは複雑な色をしていて小宇宙(コスモ)を感じる。マシマロが窮屈そうで、なんかそれがよい。

本当は短歌をかじっている者として与謝野晶子「みだれ髪」を選びたかったのだが、わたしが来店した期には提供が無かったので仕方ない。

クリームソーダは別に普通のクリームソーダ。ちゃんと美味しいし。
しかしその価格である。なんと一杯1,300円もしなさる。自分へのご褒美とか言い訳しないとなかなかに手出ししにくい価格である。クリソ一杯に1,300円か。無職のわたしには手痛い出費……いやおごりなんだすまん。

取扱店舗は、丸善丸の内本店(東京)、丸善ラゾーナ川崎店(川崎)、HAMARUラクシスフロント店(横浜)、丸善京都本店(京都)の4店舗のみなので、東京神奈川民以外は、いずれかの場所への観光のついでに覗いてみるのがいいかもしれない。

ちなみにブックカバーがついてくる。

中原中也ってやっぱり我が強いよね、ブックカバーすらも(いちゃもん)。

というわけで、まあ文学好きとして押さえておきたかったイベントの実績を解除。来年があればまた別の作品をモチーフにしたクリームソーダを飲んでみたいと思う。

prtimes.jp

 

果寮 マツトミのフルーツかき氷

酷暑日の本日。汗が噴き出て噴き出て噴き出すぎてそろそろ蒸発して黒いTシャツも白くなろうかという日。わたしは御徒町にいた。美味しいハンバーグを食べたのだがそれは別の話で、とにかく暑い。かき氷が食べたい。ふあふあの氷に甘い練乳のかかったやつ。でも豪勢なかき氷は高い。高いというかおかしい価格だ。1個3,300円て。文豪クリームソーダ2個頼んでもまだお釣りが来る。待ってほしい。文豪クリームソーダを高いとさっき話した。であれば3,300円のかき氷など食べられようはずがない。
そう、はずがないのである。

しかし案ずるなかれ。御徒町にいるのならば末広町秋葉原)まですぐだ。末広町には、夢のようなかき氷がわずか600円で食べられるジューススタンドがある。

果寮マツトミである。青果仲卸の直営店。フルーツが新鮮で美味くて安い。
そう、600円で大満足のかき氷が食べられる。

ドン。

キャー。結構大盛り。赤と白のコントラストが美味しそうであったり物騒であったり悩ましいが、氷の上に乗ってるイチゴの量やばすぎんか。

そしてジャーン。

上の部分を食べ、下の部分に差し掛かると、イチゴイチゴイチゴイチゴ。氷を食べているというよりはイチゴを食べている感じになってくる。
この量のイチゴを使って600円というのも、青果仲卸ならではのことだろう。幸せな時間だった。都会で手っ取り早く涼を取ろうと思ってもしあなたが山手線の東側にいるのならばぜひ行ってみても絶対に損はしない。

味は、イチゴ、ラズベリー、キウイ、パイナップル。どれを頼んでもフルーツ盛り盛りの盛りらしい。

場所はこのへん。

google mapより

秋葉原からでもそう遠くない。銀座線末広町駅は目の前。

3,300円のかき氷はまた違った良さがあるのはわかる。もっと空気を含んだふあふあの氷、場合によっては甘い味のついた氷の上にフルーツがどっさりと乗っていたりあんこがどすって覆っていたりしてシロップや練乳やお抹茶がかけられていたりして、それはきっととても美味しいのだろう。
しかし考えてほしい。毎日暑いのだ。毎日かき氷が食べたいくらいなのだ。
安くて盛り盛りのMATSUTOMI一択になってくるのではなかろうか。というわたしの魂の叫びを、ここに置いておく。

matsutomi.tokyo

暑い日が続きますから

このようにして涼を取り入れつつ生きていこう、Let us !!

 

↓Xやってます

↓Blueskyを本拠地としたい

ほぼ日HONのMOTHERエディションやばすぎへんか。

mah_ (@assa-ghost.bsky.social) 2024-08-13T06:36:05.171Z

bsky.app