あるとき鎌倉時代にタイムスリップした主人公は、生きるためにやむなく出家した寺に訪れた一遍の踊り念仏に憧れて時衆として一緒に旅をする。
さまざまな思惑の中一遍の踊り念仏は大きくなっていき……
(ネタバレあり)
音楽好きの主人公が、あえてわかりやすく、音楽雑誌や音楽ルポのような文章、用語などを用いて物語を進める。
「いいかい、ヒロ」
のように一遍が話しかける。ビートに乗ってあらゆる人が踊り念仏を踊り狂う。踊り念仏の舞台を「ライブ」や「フェス」といったり、書物などを出すことを「リリース」と言ったり、「解散ライブ」とか「方向性の違い」とか、そういう感じ。
の、ウケ狙いが本当につまらなくて、読むのが苦痛だった。
内容自体は面白く、人物の考察も深くかけていたし、出来事のひとつひとつもよくて、普通の文章で骨太に書いたとしても面白い題材だったと思うだけに残念、もったいないとしか思えない。変な言い換えをせず、普通に書いて欲しかった。
