猛暑。酷暑。およそ人の外に出る気温ではない。自転車でしか移動できない。逆にいえば自転車ならギリ移動できる。ということで蛮族の地上野に構える東京国立博物館に企画展「江戸☆大奥」という展示を見てきた。

大奥というのは将軍の母とか正室とか側室とか、その人たちに使える人とかが暮らしていた江戸城のエリアで、江戸城のかなり大きな部分を占めていた。そりゃそうである。
この度、テレビドラマ「大奥」が再放送するということで、それに合わせた展示という意味もあるようで、テレビドラマの衣装なども展示されていた。



実は「大奥」未読なのだが、これを機に読むべきか。いや巻数が多すぎる。
本展示は、江戸時代には謎に包まれていた大奥をさまざまな作品を通じて観ていこうというもので、絵の作品やお召し物の展示などがあった。しかし、ほぼ写真はNG。なんで美術館や博物館って写真NGなんだろう。江戸時代の絵とかだったら著作権とか切れてると思うのに。という愚痴はまあよい。
多くは絵の展示で、季節ごとの行事の絵や催し物を描いた絵、さまざまな絵を通じて大奥を理解することができる。「そんなこともしたんだ」「そんな制約があったんだ」「そんなふうにくらしていたんだ」など。
この展示は、とにかく、空いている。土曜日の午前(今日)に行ったのだが、めちゃくちゃ空いていて、一個一個の作品をじっくり前列で眺められて最高だった。キャプションも分かりやすかった。
綺麗なお召し物もたくさん展示されており「こういうの着てみたいなー」と素直に思ったし、かなりの数の帛紗も展示されており、刺繍が本当に素晴らしく「こういうの作る職人として生まれたかったなあ」とか思うなどした。
あと出世双六が面白かった。今も昔も遊びは変わりませんなあ。
最後にVR体験をした。

ゴーグルをかぶって、実際に大奥の中に入れる体験コーナーで、360度の映像なので大奥の天井をじっくりみたり横や後ろがどうなってるかなどもみれた。
実際に正室や側室と一晩を過ごした部屋なども見ることができて、これは結構面白くて良い体験だった。行ったら混んでない限りみてみていいと思う。ちなみにわたしは並ばなかった。
そう、全然人がいない。大丈夫か。暑いから多分人が外に出ていないのだ。上野公園にも人がまったくいなかった。
それにしても、全部をしっかり見れたっていう意味ではかなり楽しめたけど、全体としては物足りない展示だったな。トーハク予算ないのかなって最近思っちゃう。ごまかしが多い気がする。気のせいならよいのだが。
しかし猛暑対策で、入口に日傘を用意してあったりうちわを配ってくれたりタオルの貸し出しもあるっぽくて、そういう体験する人の利に立って考えられていてそれは素晴らしいと思った。
そういうわけで帰りは上野でそばを食べてとっとと帰っていまだ。