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【高島屋史料館TOKYO】企画展 「闇市と都市」ーBlack Markets and the Reimagining of Tokyo

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この前後数日に比べれば暑いが、真夏のピークのような暑さは遠ざかり、いい外出日和の日だと言えよう、曇っているし今日は。

夫がふるさと納税でメガネ屋で使えるクーポンをもらったので、ひとつ、老眼鏡でも(今はリーディンググラスって言うのよ)作ろうと、銀座にむか……うはずだった。というかすでに向かっていた。そして渋谷行きの銀座線が日本橋を過ぎたあたりでわたしは訊いた。「クーポン持ってきた?」そのときの夫の顔を全世界の人に見てもらいたい。

仕方ないので隣の京橋駅で降りて日本橋まで歩いて戻って闇市の展示でも見ようぜってなったので京橋で降りた。やたら8番出口の謎解きをやっている人が多いエドグランデを横目に隣くらいのビルで大しておいしくもないパスタを食べた。ダイエット中に大しておいしくもないパスタを食べる人間の気持ちを考えて欲しい。絶望を通り越して無である。

まあそういうことで、かくして日本橋高島屋へ向かったわけである。



日本橋高島屋のこの展示スペースはとても狭い割にとてもいい企画をよくやっていて好きなのだ。写真NG。

闇市がいかにして形成され、再開発されていったか。
新宿の様子や上野の様子などが収められた写真などを見ることができる。また、東京都23区(当時は23区じゃない)の地図に、どこに建物疎開があってどこに闇市ができたかがわかるようになっていて面白かった。

上野という蛮族の地は、いかにして蛮族の地になっていったのか。

上野といえばわたしが子供の頃(30年前とか)は駅前に傷痍軍人さんがいてアコーディオン引いたり靴磨きしたりしてたのにまったくみなくなったよなあと思ったら、今年戦後80年なのだよね。そりゃもういないよね。そりゃそうだよね、と当時の写真を見ながら妙な納得もしつつ。

しかし1945年当時の航空写真もかざられているのだけれど、焼け残ったいくつかのコンクリート造のビルヂングを除くと本当に一面の焼け野原で、こんなひどいことをよく一晩でやったよなあと怒りも湧くのだけれど逆に関心もしてしまう。どれだけ良心を遠ざければそんなことができてしまうのだろう?

そしてそこから立ちあがろうとした人たちの強さをこの展示では感じた。許可を得た露天と得てない露天があったり、闇市の裏にはテキヤ組織があってそのさらにバックにはうんちゃらで、といい話ばかりには当然できないのだけれど、やはり人間の強さを感じる。焼け出されても生きなくちゃならない、食べなくちゃならない、なんとかして稼がなくてはならない。

今同じ目にあって、自分が、自分たち世代が同じことを果たしてできるんだろうか?
わたしには自信がない。

話が盛大にそれたが、無料なので日本橋方面行きやすい方はぜひ行ってみると楽しいと思う。狭いし混んでるが。

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