猫になりたい無職の休日

遅刻でもいいから行こうかな

MENU

横浜美術館リニューアルオープン記念展「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」

急に秋が来た。朝は20℃を下回る気温で、日中も日陰などは羽織ものがあったほうがよいくらい涼しい風がずっと吹いていた。長袖を着る季節に日傘を差すのも妙かなと思ったのだけれど、割とそういう人もいたので街で浮くことはなかった。

今日は横浜まで行った。金曜も年1の飲み会で横浜まで行ったのだが、今日は飲み会ではない。横浜駅から京浜東北根岸線に乗り換え桜木町へと降り立つ。なぜか潮の匂いがそれほどしない。

うごく歩道を歩き、まだ開店前のランドマークタワーを抜け、左折。行列が見える。横浜美術館、今日の目的地だ。

目の前までくると列は二つに別れていて、日時予約券をすでに購入している人の列と、当日券を購入する人の列だった。当日券で買う人がこんなにいるのかと驚いたけれど、普段美術館や博物館に来ることに慣れていない人だったら、ネットで日時指定予約券を売ってるかもしれないなんてこと思い付かないだろうから仕方ない。

わたしたちは10時の開館時間に合わせた予約券を取っていた。どうも朝イチで行かねーとやべーぞという情報を小耳にはさんだからである。

yokohama.art.museum

そう、みんなのお目当ての展示は「佐藤雅彦展」である。

佐藤雅彦が誰だかわからない人は、「ピタゴラスイッチの人だよ」と言えば分かるだろうか?わたしと同年代ならば、「ポリンキー」も「ドンタコス」も「バザールでござーるも」「カローラ2」も「IQ」も「だんご三兄弟」も全部佐藤雅彦だよ!と言えばその凄さが分かるのではないだろうか。

ということで、日本のトップオブトップのクリエイターなのだが、本展覧会では、佐藤雅彦がどのような時期に何を考え何に重きを置き、ルールをつくり、CMなどの作品を作り上げてきたかが分かる展示になっている。

映像作品が4つあり、それぞれ15分とか長いものは30分視聴にかかる。これがめっっっちゃくちゃ混む。なので、朝イチで行って、どうしてもゆっくりみたい映像作品を先に見て、そのあとゆっくり展示を鑑賞するのがよいと思う。ちなみにわたしたちは最初の二つのシアターを諦めた。

ただ単に作品を展示していくだけではなく、佐藤雅彦がその時期に何をルールにしてそこにあてはまる作品を作ったかが体系的に分かるので、すごく面白い。そして、考えて考えて考え抜くと、どこかで論理の飛躍のようなものが起こって、新しいものにたどりつくのだなと思った。「思いついた時自分でくらくらした」というようなキャプションがついている作品もあり、新たなものってそういうふうに生まれるんだなあと感心した。

写真NGじゃなかったんだけれど、映像作品とピタゴラスイッチ装置は撮影NGだったのでとくに残したい写真もなくて頭の中に収めてきた。

クリックって本読みたくなった。

数字の広場が楽しかった。

だんご三兄弟ブームのときどのようにブームに抗ったかなど興味深い話もあった。

子が多かった。

そして佐藤雅彦展の後に常設展示。

奈良美智をよしともう。

 

さてそういうことで、これから行かれる方にはできれば平日のそうでなくても10時をお勧めする。それでも全部の映像作品を見るには根気と体力がいることを申し添えたい。

そしてなんだかこの展覧会を経て、文芸がんばろうという気になった。とりあえず構成だけやった小説の絵コンテ切って本文書かないと。インプットも超重要だから本もくそほど読まないと。

なんか、自分も新しい挑戦をしたい、一線を超えた作品を作ってみたい、そう思わされる展示だった。

 

おまけ

佐藤雅彦展のたなくじ。くるくる映像が入れ替わって、それをスマホで写真におさめることで引くことのできるおみくじ。モネ・ルノワールセザンヌ。はい大吉でした。

 

わたくしからは以上です。

yokohama.art.museum