猫になりたい無職の休日

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HARD-BOILD WONDERLAND AND THE OF THE WORLD / HARUKI MURAKAMI(世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド / 村上春樹)

 

 

洋書と日本語両方で読んだ。なぜなら弟が(略)。

これはね、面白くて、「世界の終わり」の寓話的な感じが英語版でものすごく出ていて、「世界の終わり」パートをすごく素敵な小説だなって再認識した。

「ハードボイルド・ワンダーランド」は一人称が「私」だから「I」でしっくりきたのもあるし、英語版はゆっくりしか読めないし、読み飛ばすとわけがわからなくなるのでしっかり文章を読むからじっくり物語と向き合えるのが良いなと思った。

ピンクの女の子がより太って感じられた笑

「ハードボイルドワンダーランド」で出てくる「私」の脳内世界が「世界の終わり」なんだけど、「ハードボイルドワンダーランド」と「世界の終わり」の時系列ってどうなんだろうっていつも思いながら読んでる。交互に物語は進むけれど、実は「ハードボイルドワンダーランド」の終わりから「世界の終わり」が始まってると考えてたこともあるけど、今回はやっぱ同時進行的なのかなと思った。

最後影だけ本物の世界に返すけど、世界はどうなったんだろう?

「僕には心を捨てることはできないのだ」という一節があるから一緒に帰るんかと思ったけれど、風琴を手に入れたことできっと自分たちは心を無くさずに森で暮らせると思って影だけ返したのかなあ。

 

で、ちょっと想像して「いややっぱちがうわ」と思ったのが、このとき返した「影」が、「影のない人」として元の世界に戻って「街とその不確かな壁」の図書館長をやっていたんじゃないかって。いや違うんだけど、そうだったら熱すぎだろと思った。でもそうかも?「街とその不確かな壁」を一回しか読んでいない上にほぼストーリー覚えてないから多分違うんだけど。

 

という戯言もありつつ、楽しい読書でした。この作品が村上作品では一番好きなので、またそのうち読み返すだろうな。