猫になりたい無職の休日

遅刻でもいいから行こうかな

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三菱一号館博物館「トワイライト、新版画 ―小林清親から川瀬巴水まで」

旅行用のリュックを新調することにした。

前に使っていた旅行用のリュックは夫の会社カバンのおふるで、少しくたびれているのと(とくに革の部分にダメージがあるわけではないが)、なにしろ何年も毎日ときには海外出張にも連れて行かれていたリュックサックなので、なんか背面やショルダーのパッドに汗が染み込んでると思うと怨念のようなものを感じてしまい、なんか買い替えたかった。

今週金、土で一泊旅行に行くのだが、そのためだけに買い替えるのもなあとは思った。しかし、ゴールデンウィークに2泊3日の旅行をすることに決まったこと、夏にも多分大阪へ行くこと、普段の買い物に使えるリュックをそもそも新調したかったこと(今使ってる昔通勤で使うために買ったポーターのタンカーのリュックサックが現在7万5千円と知り、こんな雑に扱っていいカバンじゃなくなってるぞと思ったため)、そんなことがわたしの背中を後押しした。

それで色々調べてTHE NORTH FACEのホットショットというリュックサックにすることにほぼ決めたのだが、実物をみたいということで新丸ビルにある「THE NORTH FACE 丸の内」に行くことになった。

そこで、それだけを目的に丸の内まで行くのもなんだよなあということで、ついでに三菱一号館博物館へ行くことにした。

三菱一号館博物館「トワイライト、新版画ー小林清親から川瀬巴水まで」

現在の三菱一号館博物館の展示は、「トワイライト、新版画ー小林清親から川瀬巴水まで」というもので、江戸時代後の浮世絵後の浮世絵(西洋画の影響を受けている)、版画、みたいな展示だ。

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なお、小林清親も川瀬巴水も知らない。
しかし……出会ってしまったな、小林清親に。

小林清親は、明治の浮世絵師で、最後の浮世絵師と呼ばれている。

今回の展示は写真が撮れる部屋が決まっており、もっといろいろグッとくる版画はたくさんあったのだが、ほい。

不忍池畔雨中 / 小林清親

浮世絵なのに遠近法という。いやこれは、単に蛮族の地、上野に在住する身として撮らねばならぬと思ったので撮ってきただけだが……。

不忍池がこんな時代から蓮池だったのかという驚きと、和装なのに洋傘とリュックという出たちが面白くて、こういうのって明治の文明開花直後の専売特許な風景画だよなあという感慨があった。

大川岸一之橋遠景 / 小林清親

撮れるもののなかで一番気に入ったのはこれだ。
この光の表現がすごかった。本来浮世絵でこういう描き方をすることって無いはずで、もうちょっとパキパキした印象になるのだが、月の光が優しく世界を包み込む。月明かりに照らされた人力車が影として描かれ、もうあなた、枕草子にこの様を見せたらどう表現するんだろうと楽しみになるような、そんな一枚だ。

これ順序が逆なんだけど、この時期の浮世絵やいわゆる新版画って、ゴッホ味がある。逆で、ゴッホが浮世絵の大ファンだったので影響を受けているのだけれど、なんか面白かった。

浅草蔵前夏夜 / 小林清親

これも光と影のコントラストがすばらしい。っていうかこの辺も地元なので映してきたっていうのもあるんだけれど、なんかやっぱ少しゴッホ味がある。全然違うけど、なんか根底に同じものを感じるのだよなあ。うーん。わかってくれる人いますか!まあさっきも書いたけど矢印が逆なのは知っている。

今回は以上である

ということで、いやー出会ってしまったな、小林清親に。という回。川瀬巴水などの作家も紹介されていたが、圧倒的小林清親である。

川瀬巴水まで行くと、「ああ浮世絵ではないよな」って感じになる。まあ、新版画を名乗ってるくらいなので別に本人たちも浮世絵をやっているつもりはないのだ。川瀬巴水などは「広重なんて追随する気ないし、どっちかっつーと小林清親が好きだ(大意)」というようなことを言っていたようなので。まあ、いい趣味してる。

それと川瀬巴水が三菱の岩崎邸別邸の風景画を手がけており、「金持ちは自分家を題材にした風景画の企画なんか自分でするのかー」と面白かった。

浮世絵や版画を見るたびに、「版画やりたいなあ」と思うが、個人が趣味でやるにしては場所を取るし、木を買ってきて絵を描いて転写して彫刻刀で掘るなんてこと無理なので、まあ子猫が落ち着いたらまた切り絵でも始めましょうかねと思った。まずは絵の練習なんだけどね^^

 

わたくしからは、以上です。ぜひ行って小林清親を浴びてきてほしい!

 

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