猫になりたい無職の休日

遅刻でもいいから行こうかな

MENU

自転車ライフの幕開け。国立近代美術館「下村観山展」

前段

さて、春である。春といえば寒くないのだ。春といえば暑くないのだ。つまり? そう、自転車日和なのである。
そういうわけで、日曜日、国立近代美術館の「下村観山展」を見に、自転車で出かけてきた。

この時期に自転車?
そう、なんとこの4月1日に道路交通法が改正されて、青切符・反則金の即時徴収が導入された。自転車は歩道を走ると6,000円の反則金を徴収される。
そのため、車道を多めに走った。それでも神田近辺の車がビュンビュン飛ばしているあたりは歩道を走ったが、車道を走ること自体がわたしはほとんど初めてだったのでなかなかのスリリングな体験となった。(帰りにヘルメットを買った)

で、30分もかからずに到着。電車で行っても25分くらいかかるから自転車で行ったほうが気持ちいいし、運動になって良い。

国立近代美術館「下村観山展」

下村観山。出会ってしまったぜ。なんだこの人は。

下村観山は能楽師の家系に生まれ、幼少期からとんでもねぇ絵の才能をとがらせていた。東京美術学校の第一期生として入学し、才能を余すことなく見せつけまくる生涯を送った。

狩野派、やまと絵、琳派など伝統的な日本の画法のみならず、西洋絵画などのタッチも取り入れ、ダイナミックでドラマチックな絵も多かった。そうかと思えば淡いタッチの消え入りそうな作品もあったりで、制作の幅の広さに唸った。少し漫画・アニメタッチに見えなくもない絵もあったりで、それまでの器に収まらないとんでもない才能だったことがわかる。

はぁー。堪能した。
色彩が鮮やかな絵が結構多くて、華やかだった。57歳くらいで食道癌で死んでしまうのだが、あと30年生きてたとしたらどんな絵を描いたんだろうとちょっと惜しい気がする。
展覧会の冒頭では、10歳や11歳のときに描いた絵も展示されているが、うまいなんてものではなかった。こういう人って、多分ものごとを見る目の解像度がものすごいんだと思っていて、そしてそれを再現できる能力も備わっていて、本当に天才なのだなあと思う。天才がさらに努力をすれば、そりゃあとんでもねぇものができるに決まっている。努力を惜しまない天才ほどすごいものはいない。

下村観山展
国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
2026年3月17日から5月10日
チケット:一般 2,000円(1,800円)
     大学生 1,200円(1,000円)
     高校生 700円(500円)
()は前売り

https://art.nikkei.com/kanzan/outline/