遠心分離機

文体の練習

物見雄山

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暖かい日だ。今朝はロボット掃除機が床掃除をしてくれるようになったので、そのほかの掃除に手をかけられてハッピーだった。もっと早く買って貰えばよかったなー。ちょいちょいあるけど、総じて大満足。

 

午前中、長犬を連れて病院へ行った。ここ数週間、外陰部から黄色いおりものが出ていて、ずっと舐めてるし、ベッドのシーツにも跡がついてカピカピになっていたのだ。避妊手術をしてあり、子宮と卵巣を取ってあるので、そこの癌を心配する必要がなく、ネットで調べても放っておいて良いとなっていて、まあその通り放っておいたのだけれど、あまりにずっと舐めてるから肛門腺を絞ってもらうついでに聞いてみた。
エコーの結果、膀胱にポリープがあるけどそれはまず気にしなくて良いらしく、外陰部からの分泌は、黄色いおりものというより、我慢できずに漏れた尿が膣に溜まり、それが粘膜の中にあることで粘り気を得た、いわば痰のようなものだということだった。オシッコかーい。ああ、加齢。病気の心配はないようだけど、綺麗にしないと最近が遡上して膣炎や膀胱炎などになるので、こまめに拭くようにとのことだった。まあでもよかった。

 

その後は、完全に物見雄山で下調べもせずに、先日オープンした麻布台ヒルズに行ってみた。いつも蛮族の地、上野を拠点としているが、いい加減単調になってきたので、ちょいと遠征しようということで。
神谷町で大量の人が日比谷線を降りる。金持ちそうな人から明らかに田舎から来た人、海外の人なんかもいるし年齢層は幅広いし。まあ注目のスポット。側面の入り口から入ろうとすると、エシレに長蛇の列。まあエシレ、バターが美味しいんだからパンもそりゃ美味しいよね。と、横目に見て素通りする。そのほかも、11時半くらいだったのもあって、食べ物のお店はどこも長蛇の列だった。そして高い。ランチに3,000円とか出せるかーいってことで一旦ヒルズを離れて中国料理屋でランチを食べた。

 

満腹を通り越す満腹というステータスを得たあと、ヒルズに戻っていくつか店を見た。200万円のソファとか180万円のテーブルとか、いい値段のするものを、さも買う金があるかのように振る舞う。「ああ、いいじゃんいいじゃん」「こっちがほしいな」とかそんなん。
森タワー4階にある大垣書店は色々な本がたくさん置いてあって、また来たいなと思った。実用書や小説はもちろん、美術の本や絵画の教則本、資格本や技術書などがたくさん置いてあり、じっくり眺めたい。夫の著書は無かった。通院先から歩ける距離なので、たまに来ようかな。

 

資格試験といえば。
あまりの金融リテラシーの無さに流石に自分で危機感を覚えたので、FP検定を受けることにした。健康保険や雇用保険、年金の知識は前職でも結構大事だったのでそこそこあるのだが、生命保険やら税やら資産運用やら不動産やら相続やら、一ミリも何も知らないのでまずは3級から受けようと。で、受験料払って勉強を始めたのだけれど、結構覚えるべき単語や数字が多いから、3級といえども勉強無しには合格できない。いくら合格率が86%とは言え。がんばるぞー。
ということで、朝4時50分に起きる生活を始めた。5時半に夫が起きてくるので、30分くらい勉強して、そのあと犬の散歩やご飯、ラジオ体操を終えて7時から8時半くらいまで勉強。集中力が大体そのくらいだから。よく一日13時間とか勉強してたよな、受験生んとき。尊敬だわ。
大学受験からわたしの勉強方法は物量作戦で、一回ノートをまとめてテキストを読み返しながら、問題集をひたすらときまくって覚える。あと意外と効率がよいのは、人に教えるつもりで壁に向かってぶつぶつ喋る。これで一ヶ月しか勉強しないで公務員試験もパスした。
でもなんかやっぱそれ非効率だなと。というかそこまで根性が無くなっている。あれは若いからできた勉強方法だ。
アメリカの医師のYouTubeで、いろんな論文や報告を根拠に勉強の仕方をレクチャーしているものがあってみてみた。教科書は繰り返し読んでもただ読むだけでは意味がない、ハイライトや線引きは特に結果に影響が無い、と知ってまあそれはそうだよなと。それより適切な繰り返しのアウトプットが必要で、「アクティブリコール」「間隔学習」「反復学習」が重要だという話だった。
まあ納得の内容だったけれど、結局ノートをまとめることに意味があるのかどうかは分からなかった。とはいえ、ちょっと大人の勉強スタイルを模索します。時間がかかりすぎる。

 

あー今日も長くなった。
それにしても東京タワーはいいね。イーストトーキョーに来てからはスカイツリーがどこからでも見えるので親しみは感じてきたけれど、やはりかっこいいのは東京タワー。病院から見えるというのもあるかもしれない。何しろ毎年一年の半分は病院で過ごしているのだから。