2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
東京すみっこごはんシリーズ完結編。 「東京すみっこごはん」とは、下町のとある商店街を抜けた一角にある共同台所。その日に集まった会員がくじを引いて食事を作り、みんなで文句を言わず美味しく食べましょう、という集まり。このシリーズは、この「すみっ…
阿部共実の「月曜日の友達」を読むと思い出を捏造できるという話を書きました。
さまざまな哲学者の言説を用い、「退屈」を体系的に整理した後、ではどのようにそれを乗り越えればいいのかということに一定の答えを出した本。 「退屈」を体系だって定義していてそれが興味深かった。ハイデッガーの分類で退屈の第一から第三形式までを整理…
1ヶ月と少しの入院で読んだ本の一言感想を、読んだ順に更新していこうと思う。詳しい感想は個別の各記事のリンクを貼るので飛んで見てほしい。 この記事は、その都度追記して更新していく。 (最終更新(完結):2024/05/30) 1 北欧女子オーサが見つけた日…
北欧女子オーサ、日本で恋をする。(オーサ・イェーストロム) nagainagaiinu.hatenablog.jp この作者の漫画は、ひたすらオーサがかわいい。しかしタイトル的にもっとキュンキュンするかと思って読んだので少し物足りなかった。まあこの年にもなってキュンキ…
突然だがわたしは入院に関しては一家言ある。なぜならこの8年で12回に及んで持病をこじらせ入院しているからだ。各回の平均入院期間は3ヶ月ほどである。暇の過ごし方ならまかせろ。そう、入院は暇なのだ。そのときどきによりゲームを持って行ってずっとやっ…
時をかけるゆとり (文春文庫) 作者:朝井リョウ 文藝春秋 Amazon 「桐島、部活やめるってよ」で大学生デビューを果たし、「何者」で直木賞を最年少で受賞した作家朝井リョウの初期のエッセイ。 全体的に昔のテキストサイトとかみたいな文章だった。学生時代の…
哲学史入門I: 古代ギリシアからルネサンスまで (1) (NHK出版新書 718) 作者:千葉 雅也,納富 信留,山内 志朗,伊藤 博明 NHK出版 Amazon 「試験に出る哲学」の著者斎藤哲也が、哲学研究の第一人者たちにインタビューをしていくという形式の哲学史の入門書。古…
天気が良く気温も高すぎず爽やかに風が吹き抜ける絶好の散歩日和だ。東京の名建築でも味わおうということで、東京建築祭を覗きに行った。 tokyo.kenchikusai.jp 東京建築祭は、2024年5月25日、26日に行われるイベントで、日本橋・京橋エリア、丸の内・有楽町…
文芸大好きな芸人さんたちの作品集。ラインナップは次の通り。 月の裏側 又吉直樹 書評 ピストジャム ハチマキ 山名文和 俳句と散文 村上健志 ショートショートレストラン ファビアン 歌詞とエッセイ トニーフランク 分岐文 赤嶺総理 前回は又吉直樹、ピスト…
溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された! 警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは? クセ者揃いの刑事…
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。 各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説! 2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。 コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが………
最東対地の呼びかけで、最東対地、川越宗一、尼野ゆたか、寺地はるな、和泉桂、額賀澪、逸木裕、水沢秋生が「編集に怒られる!」をテーマに書いた作品集。こんなの面白いに決まってるでしょ。 そして鈍器は振り下ろされる(逸木裕) 自分の作品が売れないこ…
文フリで購入してきた一冊。2023年の冬の文フリに合わせて作られた作品集「ごあいさつ」に載せられなかったうたを集めたというもの。なるほどだから「たべのこし」だったのか。ふむ。 短歌自体はすごく読みやすい。普段短歌を読まない人が読んでも心に届く物…
スウェーデン人のオタク女子オーサが、日本に来て漫画家になったわけなんだけど、恋をしたって話。かと思いきや、恋をしたって話は最後の方少しだけで、多くは、日本と北欧の恋愛観とかの違いだったりとかそういうことだったかな。もっと胸きゅんを求めてい…
雨天曇天が続く陰鬱な五月。五週連続で月曜日が雨なのだそうだ。人々のやる気を削ぎに削いでくる地球。どうやって過ごせと言うの。悶々とする日々。無目的にYouTubeを眺める。 「古民家DIY」という動画ジャンルがある。築何十年とか百何年とかの古民家を田舎…
曇天。テクテクたくさん歩いて開場10分前に流通センターに到着、雨。15分ほど並んで開場入りすると、混んではいるものの動けないほどの混雑だった前回前々回に比べればかわいいものだ。おそらくは有料化のおかげだろう。当たり前だけど人混みはとても疲れる…
蛮族の地と記憶と 突然ですが問題です。「蛮族の地」とはどこでしょう?正解発表は各方面の怒りゲージを考慮して保留としたいが、わたしはとにかく蛮族の地に住んでいる。 蛮族の地では祭りに事欠かない。各神社の例大祭、足を伸ばして三社祭、七夕祭り、エ…
時は令和、キャッシュレスの時代。時代の流れに乗ってわたしもわたしとてほぼすべての支払いをiPhone(VISAタッチ、suica、iDなど)で完結させていて、現金を使うのは近所の精肉店で牛すじを買ったり近所のパン屋で食パンを買うときくらい。あとは医療機関も…
朝はぐずぐず小雨すら降っていたあいにくの天気だったが午後にはすっかり晴れて過ごしやすい陽気だ。このくらいが一番いい。とか言って実は朝イチしか外に出ていないので本当のところは知らない。とりあえず我が家のリビングの室温は26℃と、少し高めで推移し…
暇で暇で暇で狂う。無職とはとにかく暇なものなのだ。主婦は24時間365日と言うが、うちは掃除はロボットだし子どもいないから洗濯も週3だし食事の片付けはしてくれるし、主婦だけれど1日3,4時間くらいしか仕事としての時間が無い。とか言っていると羨望の眼…
ゴールデンウィーク終盤の5月5日。目黒にある東京都庭園美術館に行ってきた。ここは旧朝香宮邸を利用した美術館なのだけれど、今回、展示室としてではなく素のままの朝香宮邸そのものを展示する企画「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」が行われ…
大前提として、紙で運用したい記録帳が一つある 昨年の8月の終わりから紙のノートに日記……っていうか行動ログと感じたこと・考えたことと精神・身体的な体調の点数を書き留めておく記録をつけている。これは病院の先生に言われて始めたものだけれど、さまざ…
別ブログで書いた記事へのリンクです。 nagakutemijikaiinu.hatenablog.com
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