猫になりたい無職の休日

遅刻でもいいから行こうかな

【読書感想】その可能性はすでに考えた / 井上真偽

探偵ウエオロは、中国の元裏社会の住人フーリンに多額の借金をしている。あるときそんなウエオロの元に、不可能事件の解決(あるいは奇蹟の証明)の依頼が舞い込んだ。「あの、私……人を殺したかも、しれないんです」と。

事件は十年以上前、とある宗教施設で起こった。そこでは教祖と信者がひっそりと暮らしていて……

ウエオロの信念は、「あらゆる自然、あらゆる人為による可能性を否定できれば、それはすなわち超自然ということになる」つまり、「奇蹟」が認定される、というもの。はたして、この事件は奇蹟の為せる技なのだろうか。

奇蹟の多重解決ミステリ。

 

<ネタバレありの感想>

ウエオロに対し、とある人物の刺客たちが、この事件が実際には可能であった仮説を示し、ウエオロがそれを反証できればウエオロの勝ちという勝負が続いていく。一人、二人、三人と勝負に負けたところで、実は依頼人が……!

全部の話が一本に繋がったとき、かなり興奮できた。

不可能事件の解決なので相当無茶な仮説が飛び交うのだが、想像しながら読むのがとても楽しかった。

キャラクターが立っていて、頭の中で掛け合いが始まってすごい楽しい読書だった。個人的には八ツ星がナイスなキャラクターで。わたし生意気な男の子が生意気に立ち回るの好きなんだよな。これはもうほんと趣味の問題だけれど、ペルソナ3とかでも天田が好きだったし……。

奇蹟じゃないっていう結論になったけれど、そこに至る個々人の思いの一つ一つには確かにあって。

読後に嫌な気持ちにならないミステリーなので、心が疲れた方でも大丈夫です。

 

【読書感想】愚者のエンドロール / 米澤穂信

 

 

古典部シリーズ第二作。

神谷高校古典部の折木奉太郎のモットーは「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短かに」。いかにも省エネ男子高校生だ。

夏休みのある日、文化祭に向けて古典部で文集に関する作業をしていると、千反田えるがこのあとのみんな(奉太郎、里志、摩耶花の3人)に「試写会に行きましょう」と提案する。二年F組のクラス展示で作成している映画の試写会だという。

 

 

 

<ネタバレありの感想>

二年F組の映画は未完成。脚本を書いていた生徒が神経をすり減らして精神的に参ってしまい休みに入り、続きを書くことができなくなってしまったという。脚本が未完成のため、続きを撮影することができない。

古典部に依頼されたのは、脚本の続きを二年F組の生徒が犯人とトリックを推察するから、それが脚本の本郷の意図に合っているかどうかを判断してほしいというもの。

最終的には、二年F組の3人の意見は却下され、奉太郎自身に推理してほしいと、この依頼を持ってきた二年F組の入須に言われてしまう。奉太郎には他の人にはない力があるんだから、自覚しろと。

それで前作での自分の活躍などを思い出し、そんな気になって意気揚々と推理して脚本が完成して映画も無事に撮り終わったことで、悦に浸ってしまう奉太郎に違和感を覚えつつ、高校生だからこういう勘違いするのかななんて思った。

結局映画は古典部三人から「面白かったけど推理が間違っている」と論破されてしまう奉太郎。わたしは奉太郎の恥ずかしい気持ちを慮って共感性羞恥で鼻血が出た(出てない)。とくに里志に論破されたときは、ガーンとなった。

コナン・ドイル、アガサ・クリスティどころか海外古典ミステリを読んだことがないわたしとしては、与えられた情報で「本郷は人が死ぬ話が嫌いなんだ」と思い至ることは不可能だった。まあ読んだことがあったとてわからなかっただろうけど。

ところで、タイトルに「愚者」とあるとおり、本作ではタロットが出てくる。たとえば入須は女帝と呼ばれているが、摩耶花は正義、奉太郎は力、えるは愚者だと里志はなぞらえた。読んでる側としては確かに確かにという感じだった。とくに奉太郎の力が暗示するのは「内面の強さ、闘志、絆」だ。だが奉太郎は、「「力」は獰猛なライオンが優しい女性に御されている(コントロールされている)絵に象徴されます」とあることに気づく。奉太郎もこれは自覚があるようで、里志の冗談に一瞬反発するものの納得してしまう。

読者目線だと、里志のことだ、単なる冗談ではないだろうと思う。けど今作までの奉太郎に「内面の強さ」「闘志」「絆」があるのかと言われるとどうなんだろうと思う。推理を完遂する内面の強さや、言わないけれど負けず嫌い(闘志)なところはあるだろう。「絆」はどうなんだろうなあ、これから現れるのかなあ。

さて、タイトルに戻って「愚者」とは何を指すのか。
作中では「愚者」は千反田えるを象徴しているとされているが、タイトルの「愚者」はそれだけではないだろう。

愚者とは、まず、字義通りの意味ととらえたい。登場人物全員なのではないだろうか。奉太郎を始め、誰もが先入観や不相応な自信に支配され、自分だけの力では真実を見つけることができなかった。

ただ一人、チャットででてきた「あ・た・し♪」を除き。「あ・た・し♪」は状況証拠的に奉太郎の姉だという解釈が一般的だが、この人だけがすべてを手玉にとっていた。

次に、ここでタロットの「愚者」の暗示を思い出す。「冒険心、好奇心、行動への衝動」を暗示する愚者のタロットこそ、奉太郎の姉にふさわしい(海外に一人で飛び出していっている)。この意味で、奉太郎の姉も「愚者」である。

さらに、字義通りの「愚者」に戻ると、読者も愚者のうちのひとりであると言われている気がする。わたしたち読者も先入観や思い込みから自由になることはできない。この作品が最終的には綺麗に謎解き終わり、正しく終わったように見えるが、それは本当だろうか?自分の頭で最初から最後まで考えてみた人がどれだけいるだろう?

まあなにはともあれ、慢心した奉太郎に共感的羞恥を感じると言う得難い体験(それはまた、わたし自身の子供の頃の慢心を思い出すものでもある)をできて、貴重な読書だった。これから奉太郎がどういうふうに変わっていくのか(あるいは変わらないのか)が気になる(える並感)ので、続編も読んでいこうと思う。

秋が深まらない

今年の夏はチョロかった。酷暑ではなくあくまで猛暑の範囲内で、熱帯夜も多くなかった。だからこのまま涼しい秋が来て、久々に季節を満喫できるものだと思っていた。

だがどうだ。秋が一向に深まらない。9月上旬から気温が一切下がっていない。最低気温は下がりつつあるが、最高気温が25℃を超える夏日の日も多い。10月下旬だというのにだ。なんてこった。

秋が一番オシャレが楽しい季節なのに、ここ数年は、「まだまだ暑い日が続きますねー」→「寒」という移行をする。もちろん気温が25℃前後なので長袖着用して外出するものの、温度が保たれている家の中では半袖だ。季節感がバグる。

そんな中、各美術館博物館で秋の展示変えがあった。先週、今週で、マリメッコ展、大徳寺展、アルベール・マルケ展に行った。

マリメッコは書いた気がするからもういいや。東京国立博物館の大徳寺展では、お坊さんが椅子に座ってる肖像画を致死量見させられて面食らったが、龍光院で保管されている国宝の曜変天目を見ることができた。曜変天目自体は、毎年のように静嘉堂で見ているが、それとも模様が違っていて、それはそれで美しくてうっとりとしてしまった。

今日はSOMPO美術館にアルベール・マルケ展を見に行った。マルケはすごい絵がうまくてびっくりした。ただ構図がどれも似ていて理屈っぽいなと言う印象だった。でも絵がすげぇうまかった。他の有名な画家と比べても上手い気がする。とくに「アルジェ港」という絵を見て息を呑んだ。あと、「ポン・ヌフ 夜景」は西洋絵画っぽくなくて、現代的な夜景を安いフィルムカメラで撮ったみたいな構図と色使いで驚いた。見てみて損はないので行ってみてほしい。

さてさて。

世の中ではteppayというJRのバーコード決済サービスがローンチした。いろいろみた結果、「ビックカメラsuica」のビューカードでチャージしたモバイルSuicaを使うのが最も還元率が高いことが分かったので、「teppay、お前なんのために……」となった。ユーザー的には、suicaの2万円上限を取っ払って、利用履歴に「物販」じゃなくて利用店舗名出してくれればそれで事足りるんだよ、と思うんだけど(オンライン決済はviewカード使えばいい話だし)、そうもいかない何か事情があるんだろう。うーむ。
teppayのオンライン決済用のバーチャルカード作って利用すれば還元率が1.0%なのでviewカードでオンライン決済するよりは還元率がいいと言えばいいのだが、それだけって感じかな。キャンペーンでビックカメラで利用すると35%還元されるのでそれだけは利用しようと思っているけれど。

さてさて2。

最近各所サービスが不正アクセスされて情報が漏洩したり、サービス休止に追い込まれたりしている。自分的にはkindleで本を書いまくっているのでkindleがサ終に追い込まれたら大打撃なのだが、それよりあり得るのがamazonアカウント乗っ取られからのアカウントBANである。Amazonは2ファクタ認証にしていた気がするので大丈夫と思うが、いやー。人類にAIは早かったんじゃないかなと思うね。インターネッツの脆弱性も、AIがなければ人力では突破されてなかったわけだし、AIに人間が振り回されてて、正しく未来って感じ。

徐々にバック・トゥ・ノーマル

転職するときには有給含めて最大限に休み期間を満喫する主義の夫が8月上旬から長い夏休みに入って2ヶ月余りが過ぎた。永遠に思えたこの夏休みも、宮古島旅行が最終盤。あと1週間で夫も社会復帰である。

わたしもそろそろ意識を日常に戻さないとならない。毎日夕飯を作るとか(休み中はチョコチョコ出かけるついでにデパ地下でおかずやら何やらを買っていた)、毎日夕飯を作るとか、毎日夕飯を作るとか、まあそのくらいなのだけれども(休み期間中でも掃除や洗濯などは変わらずやっていたため。

ところで、宮古島に行っている間に、GoogleがFitbit Edgeの発売を発表した。現行のCharge6の画面を少し大きくして有機ELにしてSuicaを廃止したというのが大まかな印象。

わたしは、Charge6を現在使っており、2年使用していたところ充電が切れるのが早くなってきていてちょうどCharge6を買い換えようかと思っていたところだったので、渡りに船の発表だった。とっても楽しみだ。

しかし、わたしは1ヶ月で使える金を決めていて、今月はスニーカーとリュックを買ってしまい、来月まで買えない、ぐぬぬ。まあ仕方ない。別に今使っているCharge6が壊れてしまっているわけではないのでのんびりと来月を待つのである。

ところで2、Amazonも今月Kindleシリーズの最新世代を発表した。わたしの好きなKindle Paperwhiteは、フォルムが洗練され、画面のコントラストがくっきりして、とかいろいろ改良されている。ページめくりスピードがかなり速くなっているというのも気になる。

しかし、しかしだよ。39,980円。うおおおおおお。わたしの使っているKindle Paperwhite第11世代は18,980円だったので倍の価格である。正直、無職がほいほい買っていい価格ではない。いやー……円安かぁ。

今現在持っているKindle Paperwhiteは夫と共有しており、わたしはiPadで読書しているのだけれど(最近全然読書できていない)、この新しいpaperwhiteが買える価格だったらちょっと買いたかったにゃぁ🐈まあ仕方ない。

閑話休題。

さて、この1週間で日常生活に戻っていかなければならない。でも生活は元に戻るだけだ。毎日一人で家にいて、淡々と過ごすだけのことだ。気が向いて体調がよければ出かけることだってできる。カフェに本を読みにいくことだってできる。なんでも自分一人で決めることができる自由な日々。桜井さんだったら「自由 自由 自由」と歌ってしまうかもしれないくらい自由。うむ。

子供のいない無職ははっきり言って孤独だ。猫氏がいるが、キャッキャッてお話したりお散歩したりすることができない。しかしデイケアは何度か行こうとして見学だけ行って体調崩して無理ーとなっており、また、働くなんてまず無理(初日で死に向かいそう)なので一人でいることに甘んじなければならない。

頑張ろう。いつもの毎日に戻るだけなのだ。昼ごはんが菓子パンでもいいのだ。おやつも食べ放題なのだ(ダイエットぇ)。

苦しいけれど、なんとかやっていかないとね。頑張るさ、負けないのさ♪と25年くらい前に嵐も歌っていたのだし、みんな多かれ少なかれ自分の置かれてる環境の中で戦いながら生きているわけであるのだし。

宮古島4泊5日の旅(レンタカー無し)

ウルトラスーパーペーパードライバーである。わたしも夫もだ。教官なしに公道を走ったのは2回しかない。夫とて10回とかそんなもんだろう。そしてそれ以来20年近く車を運転していない。とてもじゃないが、いくら島であれ、いくら車が少ないとはいえ、運転をしていいステータスではない。自分と他人の命を危険にさらしてしまう。

ということで、レンタカーなしで宮古島を堪能してきたので、まあ思い出を語るついでにその辺も触れていきたいと思う。

(↓目次は「表示する」を押してください)

初日

4時半に起き、身支度を整える。猫氏のトイレやなんかを長期留守番しようにセッティングし(寝室のトイレをリビングに持ってきてリビングに二個トイレを設置するだけだが)、猫氏に4泊で帰るからシッターさんと遊んで大人しく安心して待っているように十分にいい含め(シッターさんから、猫氏にはちゃんと説明するように言われている)、5時半より少し前に家を出る。

ひーっさびさに使ったトランクのタイヤのゴムが加水分解して崩壊し、荷物を引く夫が四苦八苦しながら東京モノレールで羽田空港に到着。ラウンジでオレンジジュースとスナックをいただきつつ。

7時45分発ANA機に乗り込む。前日にPrime Videoでダウンロードしておいて嵐のアジアツアーのコンサート動画を見ているうちに宮古空港に到着。若かった頃の好きだった嵐を見てとても懐かしい気持ちになった。

宮古空港に降り立つと、レンタカー会社やホテルなどの出迎えの人でごった返している。レンタカーを借りる人は、ここからレンタカー会社へみんなで車で移動してそこで車を借りるのだ。

シギラセブンマイルズリゾートへ

我々は今回、レンタカー無しという事情を鑑み、シギラセブンマイルズリゾートに滞在することにしていたので、リゾート行きのバスを待って、運んでもらった。

シギラセブンマイルズリゾートとは、宮古島の南岸にある巨大なリゾートで、9つのホテルとさまざまなレストラン、ビーチなどの施設があり、そこにいるだけで南の島を満喫できる便利なゾーンだ。リゾート内には循環シャトルバスが走っており、車がなくてもいろんなところに行けるってわけ。

さとうきび畑やお墓のビューを眺めながらリゾートに到着。チェックインを済ませ、お部屋の案内は15時以降だがラウンジが使えるということだったので、軽くつまんで出かけることにする。

レンタサイクルで地下ダムへ

シギラリゾートでは、すごい馬力の電動自転車が借りられる。タイヤは通常の自転車の2倍ぐらいあり、めちゃくちゃスピードが出る。自転車とモペッドの間みたいな感じで、車のほとんど通ってない道を20キロとか25キロとかで飛ばしていると、すっごく気持ちいい。原付に乗ってる人ってこういう気持ちよさなのかなとか、少しわかった。

途中でビーチに寄って、宮古ブルーを目の当たりにして言葉を失う。あまりに綺麗すぎて。

さて、ぐいぐいペダルを踏み込んで、地下ダム資料館着だ。

月曜日でした……。リサーチ不足。

ちなみに地下ダムというのは、山がなくて川がない宮古島の農業用水を賄うためのシステムで、地下水を堰き止めて水を確保するという仕組み(大雑把にいうと)

まあ地下ダムそのものは見ることができた&サイクリングが気持ちよかったのでよいことにして、我々はその場を後にした。

それにしても、ペダルそんなに漕いでないのに巡航で20キロでる自転車強すぎる。帰りも気持ちいいサイクリングだった。市街地は信号があるが、この辺りは信号がほぼないのでずーっとスピード出して走っていられて本当に気持ちいい。

そのまま帰るのも悲しいので、途中で道を折れて仲原鍾乳洞へ行くことにした。しばらくまたのんびりした景色の中自転車を飛ばして鍾乳洞に着く。

鍾乳洞へは、階段を降りて行く。一番下まで行くと、鍾乳洞の入り口というか中なのかなこれはもう、植物がぶわーっと生えていて、地下なのに緑という綺麗な風景。神聖な趣があって、コスプレイヤーとかがこの場所知ったら来たがりそう。

草木をくぐって洞窟の中へ入っていく。

思いの外涼しくなかった。いのり場になっていて、酒がたくさんお供えしてあった。最奥まで行って、こういう場所に来るといつもそうなのだけれど、「崩落したらどうしよう」とビビる。無事に生還。今度は階段を上らなければならないので少し億劫だったが、まあ20段とか30段とかなので笑

ホテルへ〜夕食

また自転車に乗って走り出す。行きとは違う道で帰る。風を切って走るのは、しつこいけれど気持ちいい。

自転車を返してホテルへと戻る。15時をすぎていたので、部屋に通してもらった。313号室だったので「ミラノ勅令」と覚えることとする。

部屋はオーシャンビューの綺麗な広い部屋だ。

夕食はリゾート内の居酒屋へ。ホテルから歩ける距離なので歩いて向かった。居酒屋や焼肉屋、蕎麦屋などが並ぶところの前に大きな土産物屋があってそこで少し時間をつぶした。

居酒屋は美味しく。楽しく。しかし提供がものすげー早かったので1時間とかで退店。結局またホテルのラウンジで軽くいっぱい(ジュースを)。

二日目

朝食

朝食は、別のホテルに併設されているレストランでコース料理を食べた。朝から美味しい。

朝食後、ウミガメの餌やり

リゾート内の隣のホテルの庭の池でウミガメの餌やり。ペレットの入った紙コップを受け取り、餌を目当てにわらわら寄ってきているウミガメに向かってペレットを投げる。とてもかわいい。ウミガメは水族館で見るのとおんなじで、優雅に泳いでいた。

ところでわたしがウミガメとウリゴメと呼ぶのは鳥山明の影響である。

午前、SUP体験

リゾートのシャトルバスに乗って別のホテルへ行く。そこから徒歩で少し行ったところでSUPの体験を行った。

プライベートビーチなので他に客がおらず、綺麗な宮古ブルーの海でボードに座って海へ漕ぎ出す。右、左、と順番にパドルを漕いで、かなり沖の方まで行った。

引き潮だったのもあり、流されてしまった!一生岸に戻れないかと思ったが、インストラクターさんが右3回、次左1回などと声掛けをしてくれて、必死で漕いでなんとか内側の方まで戻ってくる。

本当に怖かった……。

夫はウミガメのいる方まで行って、ウミガメを見たそうだ。いいことだ。

昼食、冷やし宮古そば

インストラクターさんに教えてもらった地元のお店でお昼ご飯を食べた。冷やし都そばが美味しいということだったのでそれを注文。大きな野菜のかき揚げと、本島の沖縄そばとはまた違う麺のそばが出てきた。美味しい。

午後、ドイツ文化村

一度ホテルに戻って水着の洗濯などをする。インストラクターさんがドイツ文化村の方のシーバスが魚がたくさん見れてとても良いと言っていたのもあり、シーバスをチェックすると、なんと運休期間中(点検のため)だったので断念。

しかし他に何も予定がないので、シャトルバスに乗ってドイツ文化村の方へ。

ドイツ文化村は、かつて明治時代にドイツの商船が座礁し、それを助けたことでドイツ皇帝から感謝され、うんぬんということだった。

ドイツ文化村にはキンダーハウスと博愛記念館という施設があって、キンダーハウスにはドイツのおもちゃが展示されている。休館日。博愛記念館は、ドイツの古城「マルクスブルグ城」を再現した建物で、マルクスブルク城の台所の再現や、ドイツの美術品や絵画などが展示されており、展望室もある。休館日。

休館日なんだよおおおおお。火曜と木曜があああああああ。
リサーチ不足。

ということで、仕方ないので干潮の前後だけ現れるハート岩を眺める。

写真だとハート感がないけれど、実際はもっとはっきりわかるハートだった。

カップルの聖地となっており、南京錠をかける場所や鐘などが設置されている。南京錠思ったよりなかった。

一旦ホテルに戻る。

星空鑑賞ツアー

リゾート内のイタリアンレストランで簡単に夕食を済ませ、19時からカントリークラブで行われる星空鑑賞ツアーへ向かう。

ライトと双眼鏡を受け取り、他のお客さんを待っている間ガイドさんがその場で見える星の説明をしてくれる。また、望遠鏡が撮ってる画像を見せてくれたりと、待ち時間も退屈しない時間だった。

全員が揃ってからゴルフ場の9番ホールへ向かう。シートを敷いて空を見上げると、本当に満天の星空だ。

初めて肉眼で天の川を見た。夏の星座が見られるのはもうこれが最後だそうだ。アンタレスは来週には見れないだろうと言っていた。

カシオペヤ座からの北極星、ペガスス座、夏の大三角形、を見て、黄道十二星のうち、射手座、山羊座、水瓶座、魚座を見た。星座まつわる話や覚え方なども話してくれて、とても楽しい時間だった。他にもアンドロメダ星雲なども。こんなに星が見られるなんて、すばらしいなと思った。

ちなみに、宮古島にはハブをはじめ毒蛇がいないらしいのでそれも安心して楽しめる要因だった。

3日目

朝食

リゾート内のレストランへ。ホテルからは徒歩。
プレートで出てきた料理の後、メインとしてスフレパンケーキを食べた。うまし。

観光バスツアーに参加する

わたしたちは前述の通りレンタカーを借りずにバカンスをエンジョイしており、それはそれで楽しいのだがいわゆる観光名所には行けない。

そこで3日目は一日HISのバスツアーに参加し、東平安名崎、来間島、池間大橋、海の駅、伊良部大橋、雪塩ミュージアム、などに行った。

来間大橋、池間大橋、伊良部大橋はどれもよかったし、途中で寄った島々のビーチが本当に美しくて。さらに各所の灯台や展望台にも登り(風がものすごく強かった)、宮古島の観光名所にはあらかた行った。

バスツアーなのでガイドさんが各ポイントの民間伝承や歴史、生物、植物のことなどをお話ししてくれて、宮古島への理解が深まってよかった。

惜しむらくは天気が曇りでときどき雨がポツポツ降っていたことだけだけれど、自転車移動の日やマリンアクティビティの日とかに雨じゃなくてよかった。

ホテル移動からの夕食

ホテル移動の日だったのだが、同じリゾート内なので荷物は新たに訪れるホテルの部屋に移動してもらっていたため、バスを降りてほぼ身一つでホテル着。

部屋がまた313号室だった。偶然なのか、あえてなのかは分からない。

部屋に着いたらちょうど日が沈むところだった。太陽が赤い。

夕食はリゾートないの蕎麦居酒屋へ。ふつう。

4日目

朝食

朝食はリゾート内のレストランでビュッフェ。ホテルからは徒歩。
席が食事の置いてある場所に近かったのであまり落ち着いて食べられなかったし、ビュッフェってどこも変わり映えしなくてつまらないのだよなあとか思った。

レストランの帰りにビーチの岩場の方に行ったら、海からおじさんが「ここにウミガメいるよ」と教えてくれた。あいにく見える距離にいなかったけれど、こんなに近くにウミガメがいるんだと驚いた。

朝はぷかぷか海に浮かぶ

10時前に携帯やらをぜーんぶ部屋に置いて、水やバスタオルなどだけ持ってビーチへ。完全なるデジタルデトックス。したがって写真もありません。

風が強くてパラソルは禁止だったが、チェアだけ借りて場所をキープ(料金は部屋付けできる)。

海に突入。冷たいが、慣れると気持ちよくなってくる。

わたしはほぼ泳げないので、浮き輪を借りようとしたが強風のためレンタル中止。しかたないので、あまり深くないところでぷかぷか浮かんで過ごした。脂肪がすごいので浮力もすごい。昔あんなに背泳ぎができずに苦労したのに、何もしなくても浮きまくる。

遠浅なので結構先まで行ってもまだ夫などは足がつく。ゴーグルをわたししか持ってきていなかったので泳げる夫に貸して差し上げた。岩のまわりなどに普通に魚が泳いでいたらしい。

泳げなくてもぷかぷか浮かんでいるだけで本当にゆったりとした気持ちになる。流されるのが怖いのでときどき立って位置を移動調整してまた浮かぶ。

昼食はビーチのフードコート

水着のまま入れるし、部屋付けで食べられるのでフードコートで済ませた。結構ちゃんと量があって食べれた。

午後はシュノーケル

午後はリゾートが主催しているシュノーケルに参加。全員がライフジャケットをつけて、マスクとスノーケルでインストラクターさんについていく形式だ。

わたしは泳げないので、さらに浮きバーを持たせてくれた。インストラクターさんが引っ張ってくれるので安心して楽しめる。

干潮時を狙ったので水深はいつもより浅め。透明で綺麗なさんごの海に顔をつけると、色とりどり、さまざまな大きさや模様の魚がうようよと泳いでいる。ハマクマノミやカクレクマノミの見分け方を教えてもらったり、なんとかモンガラとかベラとかツノなんたらとか、いろんな魚を見ることができた。感動。

さらに引き返している時、ウミガメ2匹と遭遇。シュノーケルやってる人たち(別ツアーや個人の人たちも)みんな集まってウミガメを眺めていた。

午後の残りはリフト

シュノーケルを終えて部屋に帰ってシャワーを浴びた。シャントリして体もアワアワ洗って海水をすべて綺麗に流す。

そのあと部屋の清掃だったので外出。することも大概なくなったので、リゾート内のリフトを乗りに行った。

往路は開発途中の丘を上るのだが、眺望もなく景色も美しくないので「虚無リフト」と名付けた。復路は海側を眺めて降りていくので虚無度がぐっと下がり、そこそこいい景色だった。海が本当に綺麗だ。

夕食は鉄板焼き

夕食は別ホテルの鉄板焼きのレストランでコースを食べた。

とても美味しかったのに途中で体調が悪くなってしまって、営業してない方のレストランのソファ席に寝かせてもらったり、帰りに泊まっているホテルに迎えにきてもらったりと、すっかりお世話になってしまった。素早く対応してくれて、誰も嫌な顔もめんどうくさそうにもしないで、ホスピタリティをめちゃくちゃ感じた。

5日目

朝食は和食御膳

朝食はリゾート内の和食レストランで御膳をいただく。めちゃくちゃたくさんのおかずと、黒子米と味噌汁。前日の体調不良を少し引きずっていて頭が痛かったが、どれも美味しくいただけた。残してしまったが。

リゾートのバスで宮古空港へ

荷造りを終えて、9時30分ごろホテル発のバスに乗り込む。他のホテルによりつつ、30分ほどで宮古空港へ到着。飛行機が11時45分なのだが、その前にご飯を食べなければならないので空港内のハンバーガーショップA&Wにてモッツァバーガーを食べる。普通に美味しい。展望デッキは工事中で入れず、保安検査を受けてロビーで飛行機を待つことにした。

羽田から家へ

というわけで、飛行機は定時ではなかったものの順調に飛んで、14時40分ごろ羽田に到着。千葉側を回って東京湾を横切って滑走路に着陸。アクアラインとか見れた。

間違えて東京モノレールの各停に乗ってしまったが、まあ焦る時間でもないのでのんびりと浜松町まで。そこから最寄りまで電車に乗って、無事家につき、猫と感動の再会(とくに感動はしてくれない)。

まとめ

宮古島は楽しい

たのしかった。海も綺麗で、アクティビティもたくさんあるし、すばらしい景色もいくつもあった。

レンタカーなくても満喫できる

レンタカーがなくても、リゾート内でさまざま完結できるので何も困らなかった。
いわゆる観光名所はバスツアーを一日入れれば大抵回ることができるし、説明もしてもらえるので満喫できた。

ホスピタリティ

ホテルはホスピタリティに満ちている。

10月は最高な季節

気温が30度ちょい下、水温が27,8度で、まだまだ海に入れる。台風も宮古島はシーズン終わっている。一番過ごしやすい季節らしい。

 

わたくしからは、以上です。

推しのいない日々

研究室の同期と先輩と6人で銀座で串揚げを食べてきた。ランチなのでまあリーズナブルな感じで、でも銀座で同窓会って大人になったなーとか思う。お子がいる家庭があるので昼に集まるのだが、ちょっと3時間くらいお話ししてバイバイって感じでちょうどいい距離感だ。昔はリサーチミーティングの後毎回飲み会とかやってたけど、あの頃は頭悪かった(今も悪いが)。

当たり前だけれどみんな働いていて、子供が中学生とかになっていて、置いていかれてる感はある。誰もなんとも思わないって分かるけど。

どうやら来年の3月に研究室の50周年記念パーティーがあるらしい。行くかは悩ましい。ちょっとしたパーティーに着て行く服とかないしな笑

ところで、ちょっとしたきっかけがあってアイドルのMVをいくつか見てみた。アイドルもう全然わからんし区別もつかんのだけれど、まあわたしの中では嵐が心の中のアイドルの最後でもいいかなって思うんだけどね、でもほら一応世の中で流行ってるのを聴いてみたわけ。SixTONESとかM!lkとかtimeleszとか。

そもそも好きな顔面がいない。

なんか推しを作ってキラキラしたい、わたしも。と思わなくもないのだが、好きでもないものを推してもしかないので、推しのいない日々を送るわけである。まピノキオピーは好きだけど、そんくらい。推しの作家でも、推しのアイドルでも、推しの漫画家でもなんでもいいから、新作を待ち遠しく思って、会えるんだったら這ってでもいくような推しがいると楽しいんだろうな。

とかなんとかいいつつ、10年ぶりにミスチルのファンクラブに入った。
実は12月3日の横浜アリーナの後方立ち見席に当選して、ライブに行くことになったのをきっかけに、もっかいミスチルとちゃんと向き合おうと思って。

唯一の懸念は、わたしの身体の病気だ。12月3日、3時間ちゃんと立って応援できるコンディションでいられるだろうか。痛くて立ってられないとかだと目も当てられない。せっかく横浜アリーナっていうドームや日産スタジアムより小さい会場でミスチルに会えるわけだから、絶対頑張って行きたい。

でもそれ推しか?って思う。
みんな推しができたら、情報を仕入れて、インタビューを読んで、曲の考察をして、音楽番組をチェックしてってすると思うけれど、わたしはそういう元気がない。だから推しはミスチルですとか言えないし、推しはピノキオピーですも言えない。推してる人からしたら雑魚だから。

好きな人はピノキオピーと桜井和寿と舞城王太郎です。そのくらいは言える。そのくらいでいいか、今は。

あつまれないどうぶつの森

昨年のこと。Switch2にデータを移行する時、あつまれどうぶつの森のことをすーっかり忘れていて移行せず、初期化し、売り払った。そのためどこにもわたしのセーブデータは存在しない。この前久々に「よーしゴキブリ退治からだぞ」とウキウキあつ森をしようとしたら、いきなり無人島移住の説明が始まり若干のパニックを起こした。

というわけで、いちから島を選び、いちから村づくりを開始した。どのくらい時間がかかるかはわからないが、また人があつまれるような島になるようにしていきたい。けれど、今作、南の島がないから効率的な金策がいまいちわからないままだった。カブは腐らせるとかなしい。

かつて初めてどうぶつの森をプレイした際(おいでよどうぶつの森)、誕生日に住人たちが集まってくれて、わたしはいたく感動したものだ。しかも、リア友に祝われるよりも嬉しかったのだ。というのは、リア友よりも当時において交流していたからなのだけれども、なんだか不義理な気がしたが、それはそうだったので仕方ない。

AIなんて言葉が生活的に並んでいなかった頃においても、非人間によって祝われることが人間によって祝われるより嬉しかったんだから、人間なんてエゴの塊、自分以外の存在が人間でもプログラムでも(つまり非存在だとしても)、相手してくれれば大差ないのかもしれない。

その頃のわたしは今より20歳若くて思い詰める質だったから、「非存在に祝われた方が嬉しかったなんて、わたしの心は何かが欠けていて、人間として問題しかない」とか思っていた。今のわたしはその頃のわたしより20歳年老いていて適当を信条にしているので、「非存在に祝われても嬉しいなんて、誰にも相手してもらえない時でも相手してもらえる相手が永遠にいるってことでしょ、お得じゃーん」と思っている。

思い詰めない方が人生は楽である。うつ病のわたしに言われても説得力はないが、間違いなくそうなのである。適当にいきましょう、Let's。