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エッセイ

【読書感想】相談の森 / 燃え殻

相談の森 作者:燃え殻 ネコノス Amazon 「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻さんの文春オンラインの相談コーナーを書籍化したもの。 不倫した彼を忘れられないとか、熟女なのに恋をしたとか、組織はやさしさで運営できるのかとか、友達たちのブ…

【読書感想】からまる毎日のほぐし方 / 尾石晴

からまる毎日のほぐし方 (扶桑社BOOKS) 作者:尾石 晴 扶桑社 Amazon 一章「からだのこと」、二章「仕事のこと」、三章「お金のこと」、四章「子どものこと、夫婦のこと、親のこと」、五章「人づき合いのこと」、六章「これからの私のこと」の六章だてで…

【読書感想】シャバはつらいよ / 大野更紗

時系列的には「困ってる人 / 大野更紗」の続きのお話を描いたエッセイ作品。 困ってるひと 作者:大野 更紗 ポプラ社 Amazon 上智大学大学院修士課程に在籍しミャンマーの研究をしていた著者が、皮膚筋炎と筋膜炎脂肪織炎症候群という二つの指定難病を患い、…

【読書感想】SF作家の地球旅行記 / 柞刈湯葉

首里城、筑波山、ウラジオストク、モンゴルの草原…… 何のために旅に出て、何を思い、何を目指すのか。SF作家の目を通して楽しむ新感覚旅行記。 2019~2021年note投稿作品を大幅に加筆・修正した海外編4柞&国内編8柞、さらに[架空旅行記]として書き下ろし…

【読書感想】あぁ、だから一人はいやなんだ。3 / いとうあさこ

あぁ、だから一人はいやなんだ。3 (幻冬舎文庫 い 67-3) 作者:いとう あさこ 幻冬舎 Amazon 海への恐怖を感じた、初めての遠泳。4人で襷を繫いだ「24時間駅伝」。お見合い旅inマカオ。〝初〟キスシーンに、〝初〟サウナ。ドラクエウォークで初めての高尾山。…

【読書感想】ようやくカナダに行きまして / 光浦靖子

ようやくカナダに行きまして (文春e-book) 作者:光浦 靖子 文藝春秋 Amazon わたしカナダに行きます…! 50歳のカナダ留学エッセイ!! コロナ禍もようやく落ち着き始めた2021年7月、光浦靖子は日本を出発しカナダへ――。 PCR検査を受けるのにも一苦労。1…

【読書感想】すべて忘れてしまうから / 燃え殻

すべて忘れてしまうから 作者:燃え殻 扶桑社 Amazon 燃え殻のエッセイ。 過去のこと、過去に過ぎ去って行った人たちのこと、今につながること、今思うこと。などなど、燃え殻の飾らない文体と姿勢で語られるさまざまな記憶は、誰もの心の隙間にすっと入り込…

【読書感想】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 / ブレイディみかこ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫) 作者:ブレイディみかこ 新潮社 Amazon 「ぼく」はイギリスの元底辺中学校に通う中学2年生の少年。さまざまな出来事に出会い、さまざまなことを考える。親に素直にいうことも、言わないこともある…

【読書感想】11月中に読んだ本の一言感想とリンク

11月中に読んだ本のまとめ

【読書感想】ポンコツ一家 / にしおかすみこ

母80歳認知症、姉47歳ダウン症、父81歳アルコール。そして自らは元SM女王キャラ一発芸人。 あるときふとしたきっかけで実家に帰ると、床が砂でザラザラ、ゴミが溢れ、その中に埋もれるように母がいて。 にしおかすみこが実家に戻り、仕事をしながら、家族の…

【読書感想】バッタを倒すぜ、アフリカで / 前野ウルド浩太郎

前作「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作についての記事はこれ。 nagainagaiinu.hatenablog.jp バッタ研究者の筆者が、研究者としての生き残りをかけた決死のフィールドワーク&実験の一大記録。バッタの婚活についての研究。 すげー面白かった。前作…

「キュンとしちゃだめですか? 」( 益田ミリ)を読んで考えた男女の発言の適否の非対称性について

2009年11月号から2013年5月号までの別冊文藝春秋に掲載されたミニエッセイ。毎回、「キュン」ときた場面についてイラストと少しの文章で綴ったもの。 最近読書をしていなかったので、復帰のために何か軽いものをと手に取った一冊。内容は無いよう。失礼……。…

【週報 6/24-6/30】今週の読了本の一言感想とリンク

この週報書いたり書かなかったりなのだが、今週というか先週分からちゃんと書くのを習慣化したいと思う(決意) 今週(先週)はほぼ短歌に関わる本を読んでいたようだ。 シンジケート / 穂村弘 歌人の穂村弘の第一歌集。1980年代を思い起こす、おしゃれで都…

【読書感想】出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと / 花田菜々子

夫と別居することになった著者が、出会い系サイトで申し込みがあった人と軽くお茶しながら話したりしてその人を深掘りし、本をおすすめしまくった記録。出会い系サイトと言っても、出会いを異性との恋愛目的に限定していない、さまざまなバックグラウンドの…

【完結編】この1ヶ月に読んだ本の一言感想とリンク

1 北欧女子オーサが見つけた日本の不思議(オーサ・イェークストロム) nagainagaiinu.hatenablog.jp 「オーサかわいい♡」以外の感想を抱きにくい。全体の感想としては、ものすごい普通だって感じ。すごい面白いわけでもぶん投げるようにつまらないわけでも…

時をかけるゆとり(朝井リョウ)

時をかけるゆとり (文春文庫) 作者:朝井リョウ 文藝春秋 Amazon 「桐島、部活やめるってよ」で大学生デビューを果たし、「何者」で直木賞を最年少で受賞した作家朝井リョウの初期のエッセイ。 全体的に昔のテキストサイトとかみたいな文章だった。学生時代の…

第一芸人文芸部 創刊準備二号

文芸大好きな芸人さんたちの作品集。ラインナップは次の通り。 月の裏側 又吉直樹 書評 ピストジャム ハチマキ 山名文和 俳句と散文 村上健志 ショートショートレストラン ファビアン 歌詞とエッセイ トニーフランク 分岐文 赤嶺総理 前回は又吉直樹、ピスト…

文学フリマ東京38に参戦してきたので購入品など

曇天。テクテクたくさん歩いて開場10分前に流通センターに到着、雨。15分ほど並んで開場入りすると、混んではいるものの動けないほどの混雑だった前回前々回に比べればかわいいものだ。おそらくは有料化のおかげだろう。当たり前だけど人混みはとても疲れる…

さくらももこをたくさん

2、3日さくらももこをひたすら読んだときがあった。 あのころ (集英社文庫) 作者:さくら ももこ 集英社 Amazon まる子だった (集英社文庫) 作者:さくら ももこ 集英社 Amazon ももこの話 (集英社文庫) 作者:さくらももこ 集英社 Amazon ひとりずもう (集英社…

おんぶにだっこ(さくらももこ)

さくらももこの幼少期を記したエッセイ。いつもは小学生、中高生などの時代のことを書いているが、この作品は珍しくそれ以前の出来事を書き留めている。 さくらももこの子どもの頃って、よく引っ込み思案だったとか聞くけれど、その背景として「こんなこと考…

ちょっと不運な方が生活は楽しい(田中卓志)

ちょっと不運なほうが生活は楽しい 作者:田中 卓志 新潮社 Amazon アンガールズ田中のエッセイ。田中の人生のエッセンスがギュッと詰まっている一冊。「ちょっと不運どころじゃねーだろ」という話もあったり。あの有名なお母さんのお弁当のエピソードも収載…

焼きそばうえだ(さくらももこ)

焼きそばうえだ (集英社文庫) 作者:さくらももこ 集英社 Amazon さくらももこの悪ふざけ系エッセイ。仲の良いバカな話のできる人たちだけで結成した「男子の会」。その中のマスコット的存在であるうえださんの不幸話に花を咲かせ、「いっそバリ島で焼きそば…

2020年ごろ読んだ本とそのときの感想たち(再読含む)

2020年ごろ読んでた本の記事を、以前のブログからサルベージしたもの。大量の書物。

太宰の凄みがここにある。森見登美彦編「奇想と微笑〜太宰治傑作選〜」

読書好きの誰もが驚く瞬間がある。「人間失格」を読んだときだ。この作品を読んだとき、誰もが思う。「これは自分のことが書いてある小説だ」と。 「人間失格」かなら離れた太宰の傑作選。

読書初心者が最近読んだ本のまとめ(約40作)

最近に読んだ本を、少しずつ書いていこうかと思ったのだけれど、思いの外暇なので、一挙に展開していくことにした。何度も読んだ本も含んでいる。まあ好きなんだ。 では書いていきます。感想はちゃんと書くと、しっちゃかめっちゃかになるので、どれも一文の…