遠心分離機

文体の練習

読書初心者が自分勝手に読書していくことを宣言する回

読書遍歴はそれなりにある。学生時代は近代文学も読んだし、古典と呼ばれるようなものも読んだ。もちろん現代文学もエンタメ小説も読んできた。

しかしその大半がもう20年近く前、つまり人生の半分前のことなのだ。22歳くらいからサッパリ本を読まずに生きてきたから(とはいえ、入院するたびに3、40冊読んだりしてたけど)。

今わたしは、読書初心者宣言をしたいと思う。そして、さまざまな読書を新鮮に、真剣に楽しんでいきたいと思う。感動したり、影響されたり、ブチギレたり、ぶん投げたり。そういうことを、変な蘊蓄や外連味無しで語っていきたい。
とか言っても、村上春樹舞城王太郎には一家言あってしまうのだけれど。

というわけで、今のわたしは「今年から読書を始めた初心者」の体で生きていきます。

 

もう一つ。人に流されない読書を心がけたい。読書系YouTubeを見ていると、大抵同じような作品が出てきて、つまり今売れている本ということなのだが、それを追いかけると気持ち的にも金銭的にちょっときついなと(単行本なので)。

そもそも子どもの頃(20歳くらいまで)の読書は中古で村上春樹を買ったとき以外、すべて文庫版で揃えて読んでいて、最新の小説なんて追っていなかった(村上春樹以外)。それでよかった。面白いと思った本を貸してくれるとき友だちはとくに流行っている本を貸してくれたわけではないし、わたしも新しい小説とか考えずに文庫本になってから買ってそれをおすすめしたり貸したりしてきたのだ。

それでいいじゃないか。

というわけで、何もフルプライス払わなくても文庫でいいじゃん、その方がたくさん読めるじゃんと。すでに手に入れている単行本の作品(いっぱいある)と斜線堂と舞城以外は(両者は偏愛している)、初心に帰って文庫で面白そうな本を買って読んでいこうと思う。kindleが悪いのよねー、場所取らないし1クリックで買えちゃうから逡巡する暇もないし(笑)

子どもの頃、学校やバイトの帰りに本屋に寄って、読みたかった本が文庫になってたときめちゃくちゃ嬉しかった。それで即買いして家に帰って一気に読んだりとか(時間がたくさんあったので大抵一気読みだった)。
kindle本って確実に積む率が高いとは思っていて(場所取らんから無尽蔵に買う)、いいんだか悪いんだかね。まあ積んで読みたいときに読んで何が悪いんだと言われれば、コスパ以外はよいわけだ。

 

話がとっちらかったな。要は読書始めたばかりのおばちゃんが、好きな本を好きなタイミングで読んで好きなように語っていくって言ってんだ。

 

今回はそういう宣言をする回。ちゃんちゃん。またねー。