ふらふらと、たばこと塩の博物館へ行ってみた+海鮮チラシを食べた話

午後から雨が降る予報だった。しかし家でダラダラするような気分でもなかった。ということで自転車圏内で午前中だけふらふらしようと、スカイツリーへ夏のセールを見に行った。にもかかわらず特に何も欲しいものがない。

ってことで、また自転車で少し行って、たばこと塩の博物館を覗いてみることにした。

こんな企画展をギリギリで見ることができた。

いろんなたばこケース。色彩が鮮やかなものってないのはなぜなんだろう。色があせてるだけなんだろうか。それともタバコを吸う人は渋い人が多いのか。分からない。

このコウモリは、七代目市川団十郎のたばこ入れ。伝統芸能の人の割に、意外とロックな趣味をしてるぜ。

そして常設展も覗く。

タバコの花なんぞ初めて見た。大航海時代にヨーロッパに持ち込まれたらしい。ということは、1400年代までヨーロッパやアジア、アフリカではたばこを吸っている人がいなかったということだ。であれば禁煙なんて容易いのではないかと思えもするが、知ってしまったものを知らなかった前にもどることはむずかしいし、依存性があるので仕方ない。

まるで楽器のように見えさえするパイプ。こんな大きさじゃ、一服するのも一苦労だと思うし、うっかり落としたりしたら壊れそうだし、なんなんだ。でもかっこいい。でもやっぱ吸いにくそう。なんなんだ(2回目)。

これはシーシャ。水タバコは、香りがあとからつけられて、いろんなフレーバーで味わえることが特徴らしい。でも準備とかいろいろいるし、ちょっと一服ということではない。改めてたばこと向き合う感じになるが、なんか健康被害が少なそうに見えるけどそれは勘違いだろう。たばこはどこまでいってもたばこだ。でも少し吸ってみたいとか思ってしまうな、こういうのを見ると。

昔の世界のたばこのパッケージ。マッチ箱もそうだけれど、世界のたばこ関連商品はおしゃれなものが多い。集めたいくらいレトロで可愛い。やはり昔はたばこは結構な人たちが吸っていたから、たばこ自体がオシャレであったり可愛かったりかっこよかったりしているための社会的要請も大きかったのかもしれない。今は多分、こういうパッケージのものはないんじゃないかな、禁煙の波があるので。

日本のたばこパッケージの変遷。日本のたばこもかわいい、かっこいいデザインの物が多い。と、思ったんだけど、単に昔のデザインが一般的にかわいくかっこよく感じるだけかもしれない……。たばこが悪者になる前のデザインはやはり世界のたばこと同様でオシャレ。かっこいい大人が吸うものだったので、というのがやはりあるのだと思う。

ということで、たばこはわたしは吸わないのだけれど、展示としてとても楽しいものだった。たばこを吸うのが普通だった時代だったら、吸っていたかもしれない。けど健康に悪いし、においもつくし、職場が禁煙になってから社会人になれたのはよかった。健康増進法ありがとう。20年先輩だった人が「最初の仕事は先輩たちの灰皿を取り替えることだった」と言っていたし。

さて、塩。

約600kgの岩塩がお出迎えしてくれる。舐めるとしょっぱいのだろうか。勇気はない。

岩塩が触れるコーナーがたくさんある。「意外とツルツルだ」と感想を漏らしたら「みんなが触るからツルツルなんだろう」と冷静に返された。そのとおりだろう。舐めたらしょっぱいんだろうか。やはり勇気はない。

塩の結晶で作った帆船があった。夏休みの宿題感が漂う。塩の結晶を作る実験は小学校の理科の時間で行ったような記憶がある。記憶違いかもしれないが。

聖キンガ。いつかポーランドにいって、あの岩塩の神殿「ヴィエリチカ岩塩坑」へ行ってみたい。

美しすぎる塩の地下神殿 ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド) – VOYAGE -世界見聞録-

 

たばこと塩の博物館は入場料が100円。スカイツリーから歩けるので、ついでに行ってみてもいいだろう。100円にしては、映像などもしっかりとしていて、これからの季節涼みに行くにはうってつけの施設だ。

 

そして、昼ごはんはここから数分歩いたところにある野口鮮魚店

この上海鮮チラシは税込で1,700円ちょっと。リーズナブル!ただし1時間以上待つので、会話がまだ続く自信がないカップルは避けた方がよいだろう。テイクアウトならすぐもらえるようなので、自宅が近い人はそうした方がいいかもしれない。

 

そうしてポツポツ雨が降り始めたタイミングでGO HOME。よい半日でした。

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