遠心分離機

文体の練習

【2024.01.21】万年筆の処遇

唐突だけれど先日無印良品の万年筆を買った。というのも、その日の日中に蔵前のカキモリの万年筆のコーナーで欲しいなと思った「半年乾かない」という万年筆の軸の色が気に入らず3、40分ウダウダ悩んでムンムンとして帰ったという出来事があり、なんか万年筆欲しいモードになってしまっていたのだ。手紙書くし。使ってる人ってみんな万年筆好きだし。
インクはカキモリのざぶんを買った。普段ローラーボールで使っているインクは同じくカキモリのとっぷりなので、違う色にして差別化したかったのである。

しかしなんとあんまり好みじゃない。なんか紙に引っかかる感じがする。カキモリでいろいろ試し書きした中ではぬるぬるかけるペン先のものもあったからそのペンの持つ個性なんだろうけれど、なんかちょっと思ってたのと違ってた(常套句)。てか高い万年筆試筆なしで買わなくてよかったー。あぶねーあぶねー。

これまで使ってきた筆記用具では、カキモリローラーボールが圧倒的に好きだ。もともと透明軸のローラーボールを使っていたのだけれど、先月久々に買おうとしたら廃盤になっていて、仕方ないのでかっこいいしアルミ軸のローラーボールを買った。書き心地は最高。ぬるぬるかける。いくらでも文字を書いて入れる。
ただローラーボールの欠点は、顔料インクを使うと毎日書かないとペン先が乾いて使えなくなってしまうということ。日記をさぼるわけにはいかなくなった。まあじゃあよかったか。

キモリではこの夏に透明軸のローラーボールをリニューアルして発売するらしいので大変楽しみにしている。ゼロ秒思考用にしようかな。

それにしても万年筆どうしよう。やっぱりせっかく買ったし、好きになれるまで使ってみようかな。そうしよ。この前一通手紙を書いたけれど、そうやってたくさん使って愛着を育てよう。細かい字を書くにはローラーボールより万年筆が適しているし。適材適所。単純接触効果を狙おう。長い長い、手紙を書こう。