文学フリマ東京38に参戦してきたので購入品など

曇天。テクテクたくさん歩いて開場10分前に流通センターに到着、雨。15分ほど並んで開場入りすると、混んではいるものの動けないほどの混雑だった前回前々回に比べればかわいいものだ。おそらくは有料化のおかげだろう。当たり前だけど人混みはとても疲れるので大変助かった。

今回もあらかじめXやwebカタログで目星をつけたブースだけを回る。てかそれだけで数が多くて重たくなりすぎるので、あまり無目的な周回はしない。もう少し空いていればのんびり回れるものだが、もう少し遅く行くと売り切れなども出るので悩ましい。

というわけで、購入したものを記録しておく。あらかじめ回るブースを決めていた割に思いの外買い過ぎた気がする。なぜ。さらに今回は夫が購入したものも一緒に並べていく。っていうのはわたしも読むからで、はぁしかし我が家の共有文庫に収まらなくなってしまった。何かを二軍落ちさせなければならない。夫が読まないちびまる子とCOJI-COJI、夫が読み終わった商業作品を下げるか。紙の本でもってるけどkindleあるやつ手放そうかなあ。

閑話休題村上春樹感。
さて、並べていこう。

斜線堂有紀「月曜日が好きだと君は言うけれど」「脱法短篇小説集成 壱」「最後にして最初の探偵」

ファンなのにXヒョローしてないことに今気づいたの(アカウント変えたときにヒョローし忘れた)。そのため斜線堂が文フリに出店すると知らず、朝念のため検索して参加を知り、並んだわよ。

わたしは今現存する小説家の中でなんとあの偏愛していた舞城王太郎を抜いて斜線堂有紀が一番好きで、既刊はかなり読んだくらいなのだが、とにかく本人に会えることで開場前から興奮していた。綺麗な人だ。応援してますと言えたが、一番好きだと言えばよかった。届くかしら。一番好きです!これからも読み続けます!

第一芸人文芸部 創刊準備二号

ピストジャムとファビアンがブースにいて、少し話をしてくれた。参加芸人が増えた分分厚くなっていた。第一号がとても楽しく面白い作品集だったので期待が大きい。創刊号をそのうち出してほしいなあ。

最東対地の嗤う壺企画「編集に怒られる!」

編集に出したら怒られそうな小説を豪華作家陣が寄せた短編集。そんなん絶対面白いじゃん。そしてなんと寺地はるながいるじゃないの!寺地はるなと言えば人の心の弱さや狡さを描きつつ人の心の強さや優しさを描いている印象があるが(違ったらすみません)、どんな作品なのだろうと今から大変楽しみ。ちなみにサイン本です(尼野ゆたか、逸木裕、最東対地)。

ELITES 新刊(vol.9)とバックナンバー(vol.1 vol.2 vol.6)

夫が大好きな「ELIETS」。vol6は「短歌」の文字が表紙にデデンとあったので購入してもらった。少しずつ読んでいこう。

みんなの日記サークル「15人で交換日記をつけてみた」

phaさんが好きなので。少しお話をしてもらったのだけれど、この本は「昔のインターネットみたいになった」「良かった頃のTwitterみたい」という感じのものなのだそうだ。それはものすごい楽しみだ。

サインもしていただいた。気さくないい方だった。同年代(少し下だけど)としてなんか親しみが湧いた勝手に。

胎動短歌会「チャリティー 百人一首

これはメンツがやばい。プロアマ混ざっているが、とにかく短歌をやっていれば見ればわかる名前ばかりが並んでいる。これだけ多くの人の短歌が一首ずつ読めるというのもものすごい魅力で、また新しい好きな人ができるといいな(歌人という言い方が恥ずかしくてできない)。

谷川電話 イトウマ「短歌同人誌 伝線」

谷川電話さんファンなのでノータイムで購入。友だちがすでにゲットしていて「楽しい作品だった」と言っていたのでワクワクしている。初谷むいさんも好き。好き。

たんたん拍子 vol.6

カタログを見てなんとなくで選んだ一冊。toron*さんに興味があって。15首ずつに相互票がついたり、レトリック縛りで詠んだり楽しそうな作品。わくわく。

岡部杏里「たべのこし」

友だちからお勧めされたので購入。初めて読む人の歌集だ。きっとすごいんだろう。わくわく。

チヒロ「いつかなくなるまちの風景」

夫が購入。題材となっている地域がわれわれの行動範囲と駄々被りだったため楽しみしかない作品。パラパラ見た感じで、知っている店がいくつも載っており、なんかうれしい。

以上だ。

並べてみるとすごい量だった。いやーこれから読むものには一切困らない生活になる。少しゲーム時間を削らねばならぬほどだ。でも好きな人や好きなものやことや好きな人がお勧めするものを買ってこれたので、大変幸せな気分である。どれから読もうかって話なんだけど、なんか斜線堂はとっておきたい気がしていて笑。