【駄文散文 #4】星を見る

Xをやっていると満月を楽しむ人がかなりいることに気づく。Xをやっているからこそ満月に気づく人が多く、結果的に満月を楽しむ人が多く見えるんだろう。満月もこんなにバズる日がくるとは思わなかったに違いない。SNSの次は人はどんなものを生み出していくのだろう。

それはさておき。

夜空には月だけでなく星も浮かんでいる。正確には24時間浮かんでいるのだが、便宜上夜空に浮かんでいるということにする。
小学校の理科の知識を引き出してこなくても、冬のあの星座がオリオン座だってことはきっと誰でも分かる。あの強く光る星が、金星だってことを誰もが知っている。

星を眺めていると飽きない。
だから宇宙のどこかで、地球を見つめて飽きずに夜空を眺めている種族もいるだろう。そう思うと、なんだか地球人であることがチャーミングでかけがえのないことのように思える。彼らの想像の延長上にわたしたちはいる。彼らはわたしたちの生活を想像し、ときに怯え、何より会いたいと思ってくれている。
最高か。

わたしは東京で生まれ横浜で育ちまた東京に戻ってきたので、星が満天というのをほぼ経験したことがない。降るような星を見たことがほとんどない。そうした景色を日常的に眺めて生きてきた人と、同じ歩調で同じ仕草で生きているんだろうかと少し思ってしまう。心の在り様は一定程度その場所や環境に規定されるものだから。

だからわたしは祈るように星を見る。
遠くにいるあなたが見ている星も、ここに見えるだけの星を見るしかないわたしも、どうか同じ星を見ていますように。どうかいつかは分かり合えたような気がしますように。どうかどこかで会えば笑って話せますように。どうかいつまでも、いつまでも。

 

↓Xやってます。

↓Blueskyやってます

小さい虫歯も2本あった……さすが我が虫歯キングダム

mah_ (@assa-ghost.bsky.social) 2024-06-24T07:22:26.658Z

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