【駄文散文 #5】くろいそで、youtubeなど雑談

真夏日が続く。梅雨が明けたんじゃないかという天気が続き、必然的に気温も上がっている。まだ七月第一週だというのに最高気温が30℃を下回る日がない。子どもの頃は、八月でも30℃に届かない日もあったし、熱帯夜は「熱帯夜」という名前が与えられるほど特別なものだった。今ではそれが日常になってしまい、寝るときでさえエアコンを入れっぱなしで過ごしている。

日差しもことに強くなってきた。太陽が放つ熱はまだ生ぬるさを保っているが、常に温水プールにいるかのようなもたりとした暑さが身体につきまとい、うん、梅雨は明けたのかな?梅雨くん今年出番少なかったね……。

これだけ強い紫外線を浴びるわけにはいかない。
第一に、シンプルに暑い。肌が火傷して行く音がするようである。第二に、シミになる。これはもう手遅れ感もあるのだがせめてもの抵抗はしていきたい所存で在る。第三に、目にも悪い。悪いらしい。詳しくは知らない。
という諸々の理由により、どうにかして紫外線を防がねばならない。

というわけで、人並みに日傘を差して過ごしている。日傘は移動式日陰を作る道具であるので、常に日陰におれるというのは中々に快適なもので在る。むわっとした熱気をふせぐことはできないが、直射日光を避けられるという事実は大きい。一億総日傘でいいくらいだと思う。日傘を経費で落とさせて欲しい。無職だけれども。

だが自転車に乗る時や、両手が塞がることが明白なときには日傘をさすことができない。自転車で日傘を差したら交通違反だし、両手が塞がっていたら物理的に日傘はさせない。
そんなときに役に立つのが例のくろいそでである。黒い袖と書く。おばちゃんがしているアレだ。アレをするのだ、わたしはおばちゃんだから。

黒い袖は黒いので逆に暑いんじゃないかと思っていたのだが、つけてみるとなんと、とても快適だ。直射日光で肌を直に焼かれるのを防ぐだけで、こんなに快適になるものかと驚く。昨年から着用を始めたが、「おばちゃんがつけてるやつ」と敬遠せずにもっと早くに導入するべきだった。だからわたしは布教したいんだ、黒い袖を。いいぞ黒い袖は。つけるべきだ黒い袖は。ユニクロのエアリズムはいいぞ。

と、くろいそでの話はここまでにしよう。

最近暇すぎてというか最近に限らず暇すぎるんだけどとにかく暇すぎて、Youtubeばかり見ている。一回動画を見ると関連動画ばかりをサジェストしてくるので、ここ3日くらいハリセンボン公式チャンネルばかり見ている。見ているというか、PC作業やSNS徘徊の際に流し聞いている。バックグラウンドヴィディオと言うらしいが、まあその通りだ。

芸能人もやたらYoutubeをやっている。スタッフをつけてお金がかかった編集をしているチャンネルもあるし、自宅で自分一人で撮っているようなものもある(編集はもちろんアウトソースしてると思うけど)。どれも似たような動画だけれど、企画系の動画は楽しいし、プライベート覗ける系の動画は嬉しいだろう。

一般人もYoutubeをする。普段はそういうチャンネルの方をよく見る。一般人といってもYoutuberなわけだが、まあ著名人の反意語としての一般人というノリで受け止めて欲しい。読書系チャンネルとかガジェット系チャンネルとか映画とか漫画とか料理とかさまざまなジャンルの動画がある。
さらに言えばそうした特別なトピックを持たずとも、誰でもYoutuberになれる。vlogというジャンルがある。自分の生活を動画に撮って編集してアップするだけだ。フリー音源も溢れているしフリーの編集アプリもある。あとは行動するだけである。読書しろ、作業しろ、カフェに行け、お菓子を作れ。そういうことだ。

それで、わたしもYoutubeをやりたいと何度かこぼしているのだけれど、podcastでもいいのだが、何かやりたいのだ。決してバズらない、再生数一桁とか二桁とかの、「この人何をモチベーションに動画投稿しているんだろう」という動画をアップしたい。意味のないことをするのが好きなのだ。文学部に行くほどには。
けれどわたしの生活はvlogに成形する要素が無い。朝起きてラジオ体操して朝寝してyoutube見て買い物行ってご飯作って食べて読書してご飯作って食べて寝るだけの人生である。どこかにエンタテインメント要素があるだろうか、いやない(反語)。はぁかなしみしかないが、それが人生なのでそれは受け入れるとして、しかし動画にはならん。読書も量が少ない、作業もブログくらいしかない、カフェに行く金がもったいない、お菓子はダイエット中なので作れない。ないないばっかできりが(ない)。

さてさて。どうしようかしら。Youtubeは今年の下半期の目標の一つなので(別に明言はしていないが)、そろそろ考えなければならない。やるとしたらラジオ的なものにしたいという微妙な方向性だけは考えてある。
うーん。しばらく悩むことにすることにした。

 

おしまい。