永遠の初心者がスプラトゥーンにいまさら復帰してみた

スプラトゥーンというゲームがある

スプラトゥーンというゲームがある。端的に言うと人間に擬態したイカが敵と味方に分かれ、インクの入った水鉄砲などで陣地を取り合うというゲームだ。

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WiiUで発売されて以降、現在の最新ソフトはスプラトゥーン3。2と3はswitchで発売されている。不定期で「フェス」というイベントが開催されたり、新しい装備やステージなどが導入されたりと、続けて楽しんでいる人が飽きずにプレイできるように運営されている。

なんとなくやめてしまった

スプラトゥーン1と2はアホほど遊んだ。上達はしないのだが(最高ウデマエS+2)、とにかく楽しかった。勝負がレギュラーマッチなら3分、ガチマッチ(今のバンカラマッチ)は最高で5分+延長と、短い時間で勝負がつくことにも中毒性を煽られた。無職のわたしは可処分時間の大半をスプラトゥーンに注ぎ、フレンドと朝練と称して毎日集まり、背中と椅子と擦れて褥瘡ができるまで遊んだ。

スプラトゥーン3が出るのは心待ちにしていた。2から遠ざかってしまっていたフレンドさんもしばらくは戻ってくるかなと期待もあったし、任天堂なんだから想像の上を行くゲームを作ってくれるだろうという確信もあった。また、いやゲームそのものが面白いんだからどう作ったって面白いでしょ、という見通しもあった。

しかし3は最初だけやったが、すぐになんとなくプレイしなくなってしまった。100時間もプレイしていない。理由はいくつかある。

フレンドがやってない

フレンド数が100人を超えていたときは常に誰かしらプレイしていたのだが、フレンド数多すぎるから減らせと主治医の先生に言われてだいぶ減らしたこともあったし、フレンドさん自体が他のゲームに移ってしまったりしていて、一緒にナワバリやバンカラマッチを遊んでくれる人がいなくなった。2のときのみんなの熱狂を知っているだけに、寂しいだけになってしまった。

システムが煩雑になったと感じた

ゲームのルールは従来通りだったが、システムが大きく変わった。とくに大きいのは、ウデマエ周りのシステムだ。
今作では、ウデマエポイントを使ってバンカラマッチ(チャレンジ)に参加し、貢献度に応じて点数が入る。参加するポイントが足りない場合は「ー」(マイナス)となって借金のように溜まっていく。不快。
また、ウデマエをAからS、SからS+0へと上げるには「昇格戦」を勝ち上がる必要が新たに生じた。これまではただ勝っていけばウデマエが上がっていったのに対し、3勝(最大5戦)しないと勝ち上がれないシステムに変わった。これが面倒くさく感じてしまった。

ブキが増えすぎてわけがわからない

勝とうと思ったら、相手の装備しているブキを見て「チャクチを持っている」とか「ウルショに注意がいる」とか考えながらプレイしなければならない(と思い込んでいた)のだが、何しろブキが増えすぎてそんなこと考えていられない。無理と思った。

マテガイ放水路が嫌いすぎる

このステージ好きな人いんの。

トリカラマッチの面白さがわからない

頭が悪いのだろう。

今更復帰してみた

ほとぼりが十分に冷めた。最後にプレイしたのが2022年12月。そこから1年8ヶ月が経ち、なんとなく「なんか面白いゲームしたいな」と思い、思い立ち、「そうだ!スプラトゥーンをやってみよう」とダウンロードしてみた。

レギュラーマッチをプレイ。「た、たのしいいいいいいい!!!!!」
なぜなのか。

時間を置いて変わったと思ったこと

ウデマエを気にしなくなった

前のように「昇格戦にこんな子いたら勝てるわけないでしょ」とか運ゲー要素にブチギレたりせず、勝っても負けても次の試合が楽しみという感じになった。これはフレンドがやっていないことも要因かもしれない。比べる必要がないから。だから、プレイしなくなった理由としてフレンドがいないことを挙げたけれど、逆に良い面もあったのだなと。

ウデマエのアップのシステム(前払い、昇格戦など)

2のシステムをもう忘れたくらい(思い出したよ、折れるやつだよ)なので、すんなりこのシステムを受け入れることができた。時間を置いた効能である。
よくよく考えれば、「あと1勝でウデマエが上がるのにあと1敗でウデマエが折れる」みたいなプレッシャーじゃなくなって、「5回中3回勝てば良い」というルールに変わったのは、心理的には普通に考えてラクになったように思う。

たまたまでは上がれないし、一回負けてまた1からやり直しになるわけではないので、良い改変だったのだと今は思う。

ブキが増えすぎてよかった

ブキが増えまくって、みんながいわゆる強いブキじゃなく好きなブキを持つようになったように思う。みんなリールガン持ってるとかじゃなくなったのが健全でよいと思った。また、ブキが増えすぎてスペシャル分からん問題は、対面してる相手のスペシャル分からんくてもいいやという気持ちになった。もう覚えきれないんだから、どうでもいいわよと。考えなくてもよくなったので、逆に増えまくってくれてよかった。
スペシャルもウルトラチャクチがめっちゃ強くなっていたり、変な壁ができていたりと、驚きもあったが、どれも楽しい要素だと思った。

マテガイ改良されてた

よね?

トリカラマッチはまだプレイしていない

次のフェスまで評価は保留。

久々にプレイしてみて

負けまくる

ウデマエをS+2まで挙げたことがあったので、シーズンごとのウデマエ整理でもシステム上S以下にはならず、ずーーーーーっとプレイしていなくてもSがキープされたままだった。

しかしわたしは1年8ヶ月のブランクを超えて復帰し、またシューターの方が強いくせに好きだからというだけの理由でスピナーを使いたがるため、Sでもまったく勝てない。敗戦に次ぐ敗戦。ついにはウデマエポイントがマイナスになった。
ウデマエにこだわらなくなっていたので、全然嫌な気持ちとかにはならなかった。試合は一試合一試合ちゃんと楽しいし。

ウデマエリセットしてみた

けどやっぱり勝てないと周りの人に迷惑だし、自分も無駄にぶん殴られてばかりでも上達のしようもないので、思い切ってウデマエリセットしてみた。すると「B-」まで下げられてしまった。そんなにも内部レート低かったんかい、と呆れつつB-からプレイを続け、今Sへの昇格戦まで勝ち進んだ。

ちなみに、ウデマエをリセットしてから試合に勝てるようになり、やっぱり勝った方が楽しいし嬉しいなと思うなどした。当たり前だが。適正レベルで遊ぶのが一番楽しいようだ。当たり前だが。

今から始める人

switchの後継機が発売されるのは来年なので、まだまだあと1年とかは遊べるはず。ということで、今からスプラトゥーン始めても全然楽しめる。
ウデマエ制度があるから適正なレベルで遊べるし、とにかくゲームが楽しい。
余計なことを考えず、とにかく陣地を取ればいいのさ。

スプラトゥーン、またハマっちゃうぜ(でも褥瘡は作らずに)

というわけで、

 

こんな装備です。

 

わたくしからは以上です。

 

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